小池百合子都知事、台風７号の関東接近前に都民に警戒呼びかけるコメントを発表、定例会見はなし

小池百合子都知事（2024年7月撮影）

非常に強い台風7号の関東地方接近を受け、東京都は16日までに小池百合子知事（72）のコメントを発表し、注意点や警戒すべき点などについて呼びかけた。

小池氏は今月6日に神宮球場で行われたプロ野球ヤクルト対阪神戦の始球式で左膝関節を剥離骨折し、当面の間、公務はテレワークによる対応となっている。金曜日の定例会見は、9日に続いて16日も行われないため、コメントを都の防災ホームページや、同公式X（旧ツイッター）に掲載する形で、都民への呼びかけを行った。

小池氏は、台風が伊豆諸島に接近していることを受け「都は、島しょ地域の各町村に対し、都庁職員を配置するなどの態勢を、すでに整えています」と強調。気象庁が伊豆諸島に線状降水帯の発生の恐れがあると指摘していることから「引き続き、島しょ地域の皆さまは、暴風や高波、大雨、土砂災害に注意をお願いします」としている。

東京地方ではこの日、すでに、東海道新幹線の計画運休や飛行機の欠航などが発表されるなど、お盆休みのさなかに交通機関への影響が出ている。小池氏は「お盆の時期であり、海や川、山のレジャーを楽しみにされている方も多くいらっしゃると思いますが、無理な行動は慎んでいただき、旅行等の計画の見直しなど、ご自身とご家族の身を守る行動に心掛けていただきますようお願いします。あわせて、テレワークの活用とともに、不要不急のお出かけなどはお控えいただきますようお願いします」と訴えた。

その上で「台風被害は浸水害や土砂災害に加え、停電が発生することもあります。携帯電話の充電をはじめ、水や食料の備蓄や避難場所や避難経路をあらためて確認するなど、備えに万全を期してください」と、万が一に備えて事前に携帯電話を充電するなどの対応も呼びかけている。