新津ちせ＆川島夕空Ｗキャスト「すみっコぐらし」ミュージカル「『すみっコ』たちが生きている」

「夏休み！オン・ステージ『パペットミュージカル　すみっコぐらし　とびだす絵本とひみつのコ』ゲネプロ前囲み取材に応じた左から川島夕空、石田隼、新津ちせ

俳優の新津ちせ（14）川島夕空（16）石田隼（32）が16日、都内で「夏休み！オン・ステージ『パペットミュージカル　すみっコぐらし　とびだす絵本とひみつのコ』」（16日から9月1日、品川プリンスホテルクラブex）公開ゲネプロと囲み取材に出席した。

大人気キャラクター「すみっコぐらし」の初の舞台作品。19年に公開された同名映画が原作で、NHKでも放送された連続人形劇「ひょっこりひょうたん島」で知られる人形劇の専門劇団「人形劇団ひとみ座」が命を吹き込むパペットミュージカルとなっている。

愛らしいキャラクターがそろう同シリーズ。3人は迷いながらも、個人的なお気に入りキャラについて回答した。新津は、おにく1％、しぼう99％で「いつか食べてもらいたい」という願いを持った「とんかつ」を好きなキャラに挙げた。「切ないというか。かわいい見た目だけど背景や過去が切なかったりするのが共感できる。人間っぽい感じが良いと思います」と優しいまなざし。川島は「『ざっそう』です。雑草なのに『すてきなブーケにされたい』っていう、切ないかわいい夢を持っていて。そのエピソードを知って好きになりました」。石田は「選べないけど、強いて言うなら今作品のメインの『ひよこ』です。見ていただいたら、みんな好きになると思います」とひよこの大活躍を予告。おのおのがキャラクターの魅力について熱弁をふるった。

パペット舞台で原作映画を忠実に再現する。「ひとみ座」の手によって、命が吹き込まれ生き生きと動くキャラクターたちは必見だ。石田は「人力でどうやって表現するのか見てほしいです。躍動感とか、表現をどうやってやっているのかな？　って楽しんでいただけたら。いろんな見どころがあると思う」と挙げた。また「子ども向けに作られているのではなくて、老若男女に楽しんでもらえる。一緒に『すみっコ』たちの仲間においでって言いたいです」と、全世代で楽しめるエンターテインメントだと呼びかけた。

NHK「みいつけた！」3代目“スイちゃん”の川島は、新津とダブルキャストで「すみっコ」たちの感情を歌やナレーションで伝えるナレーターを務める。今回が初のミュージカル。緊張感をあらわにしつつも「『すみっコ』が生きている空間を楽しみにしていただけたら」とほほ笑んだ。