森田剛「ひざ枕は奥さんのかかとを引っ張って」映画「アナウンサーたちの戦争」で主人公演じる

主演映画「アナウンサーたちの戦争」初日舞台あいさつに登壇した森田剛

森田剛（45）が16日、都内で行われた主演映画「アナウンサーたちの戦争」初日舞台あいさつに登壇し、演出の一木正恵氏と撮影エピソードを語った。

太平洋戦争に、ラジオ放送で関わることになったNHKアナウンサー和田信賢氏の実話をともに、戦争と放送の関係を問いかける。

大本営発表を疑問視し、やがて苦悩していく主人公を演じた森田は、言葉の力について「言葉で救われることもあるし、傷つけてしまうこともある。何を信じて何を疑うか難しいが、自分を信じるというシンプルなところだと思う」。また「実際にあった話で、昔ばなしではない今の話。見ていただいて考える時間になれば」と話した。

夫婦のきずなも描かれ、苦悩する主人公が妻（橋本愛）のひざ枕で癒やされるシーンについてもトーク。森田は「ひざ枕って、どうやって入っていけばいいのかなとと思ったら、監督が『かかとを使うんだよ』って」と爆笑エピソードを披露。「奥さんのかかとを引っ張って、そこからひざ枕に入っていくという演出をしていただいて、よっしゃーと思ってやった。ひざ枕していても同じ方向を見ている姿に勇気づけられた」と振り返っていた。