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仏俳優アラン・ドロンさん死去 88歳 二枚目スターの代名詞 代表作「太陽がいっぱい」など

日刊スポーツ / 2024年8月18日 15時43分

映画「危険なささやき」公開記念会見を行うアラン・ドロンさん(1983年11月撮影)

フランスの俳優アラン・ドロンさんが亡くなったと、AFPなど欧州メディアが18日、伝えた。88歳だった。

この日、子供たちからメディアに報告があったという。「アラン・ファビアン、アヌーシュカ、アンソニー、そして彼の犬ルボは、父の死去を深い悲しみとともにお知らせいたします。彼はドゥーシーの自宅で、3人の子供と家族に囲まれて穏やかに息を引き取りました。家族はこの非常に痛ましい時期に、どうかプライバシーを尊重していただきますようお願い申し上げます」と声明を伝えている。

アラン・ドロンさんはフランス映画界で最も人気のある俳優の1人であり、1950年代、22歳でデビュー。「太陽がいっぱい」や「ボルサリーノ」、「サムライ」など、約90本の名作に出演した。

国際的にも確固たる評判を築き、特にイタリアの名監督ルキノ・ヴィスコンティの手がけた「山猫」や「若者のすべて」に出演して、その才能が広く認められた。85年に映画「真夜中のミラージュ」でセザール賞最優秀男優賞を受賞。19年5月には、カンヌ映画祭でキャリア全体に対して名誉あるパルム・ドールを受賞した。その際、「これは少しばかり生前追悼のようなものですが、生きているうちに受け取れることに感謝しています」と、感動しながら語っていた。

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