1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

“関西フォークの旗手”高石ともやさん死去、82歳 68年に「受験生ブルース」 事務所発表

日刊スポーツ / 2024年8月19日 6時49分

高石ともやさん(2006年11月21日撮影)

1960年代後半、日本のフォークソング界草創期から活躍した歌手高石ともや(本名・尻石友也=しりいし・ともや)さんが、17日午後3時半に亡くなった。82歳。19日早朝、所属事務所が公式ホームページで発表した。京都を拠点に活動しており、関係者によると、京都市内の病院で亡くなった。葬儀は近親者のみの密葬で行うという。後日、お別れの会を開く予定。

同事務所は、公式ホームページを更新し「フォークシンガー 高石ともやに長年ご厚情いただきまして、ありがとうございます。」と書き出して、伝えた。

同事務所によると、高石さんは「かねてより入院療養中でしたが、去る8月17日 82歳の生涯を閉じました。とても残念でなりません 葬儀は密葬で近親者のみで執り行います」と報告。供花、香典などは「勝手ながらご辞退させていただきます。なお、お別れ会は後日開催予定です」とした。

高石さんは北海道出身。立教大在学中にボブ・ディランらの歌を訳しすなどしてフォークソングに触れ、1966年9月に大阪のフォーク・ソング愛好会イベントで初ステージを踏んだ。

同年12月にシングル盤「かごの鳥ブルース」でデビューした。

矛盾、不条理などを歌に込めた日本フォーク界の先駆的存在で、学生運動が高まる中で、関西を中心に活動。68年「受験生ブルース」が大ヒットし、「関西フォークの旗手」として、日本の音楽シーンに一時代を築いた。

また、ランナーとしても活躍し、国内外のマラソンやトライアスロンの大会にも数多く参加。ホノルルマラソンには、36歳時の1977年に初参加し、毎年出場。日本初のトライアスロン大会でも優勝するなど、歌手としてだけではなく、ランナーとしても第一線を走った。

音楽活動は京都を拠点に続け、73年からは、京都の祇園祭期間にあわせて、「宵々山コンサート」を京都・東山区の円山公園音楽堂で開催。2011年まで30回を数え、多彩なゲストが出演し、長年「京の夏の風物詩」として親しまれた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください