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【王位戦】藤井聡太王位、“ダブル永世”に王手なるか 戦型は渡辺明九段のエース戦法「矢倉」

日刊スポーツ / 2024年8月19日 9時55分

王位戦7番勝負第4局に臨んだ渡辺明九段(左)、藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=22)に渡辺明九段(40)が挑む将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負第4局が19日、佐賀県唐津市「洋々閣」で始まった。

シリーズ対戦成績は藤井の2勝1敗。藤井が王位5連覇と「永世王位」の資格獲得(連続5期または通算10期)に王手をかけるか、渡辺が巻き返して再びタイに戻すか、重要な一局となる。藤井が王位を防衛した場合、「永世棋聖」に続き、“ダブル永世”の獲得となる。

午前9時、立会人の中田功八段(57)が定刻になったことを告げると、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。先手の渡辺は角道を空けた。藤井は飛車先の歩を突いた。戦型は渡辺のエース戦法「矢倉」に決まった。序盤から速いペースで進んでいる。

両者の対戦成績は藤井の22勝5敗。両者はタイトル戦では過去5度対戦しているが、いずれも藤井が制している。

対局は持ち時間が各8時間の2日制。1日目は夕方に封じ手をする。2日目は20日午前9時に再開し、夜までに決着する見込み。

「真夏の7番勝負」第4局は、シリーズの行方を左右する注目の一戦となる。

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