「５人目のモーツァルト」SixTONES京本大我が熱演「攻める気持ちでいきたい」帝劇初主演

「モーツァルト！」でヴォルフガング・モーツァルトを演じるSixTONES京本大我

SixTONES京本大我（29）が19日、東京・帝国劇場で行われた、主演ミュージカル「モーツァルト！」（19日～、同所ほか）の公開ゲネプロに登場した。

京本は同作初登場で帝劇初主演。18年から同役を務め、3シーズン目となる古川雄大（37）とダブルキャストで、主人公のヴォルフガング・モーツァルトを演じる。

京本は「舞台はナマモノですし、帝劇で主演も初めてなのでそういう怖さはありますが、それを忘れられるくらいヴォルフガングに熱中してスタートを切れたら」と宣言。「なるべく守りに入らずに“攻める”気持ちで行きたいです。ヴォルフガングだけではなく、京本大我自身の心もあえてとがっていたい。腰が引けたくないし、心持ちだけは常に強く前を向いていたいです」と意気込んだ。

「才能が宿るのは肉体なのか？　魂なのか？」というテーマをベースに、人間モーツァルトの35年の生涯に迫るミュージカルで、日本では02年（平14）に初演。25年に建て替えのため休館する帝国劇場のクロージングラインアップとして、約3年ぶりに上演される。

京本は「作品の歴史にリスペクトを持ちながら、今の29歳の京本大我ができるヴォルフガングへのアプローチを大事にしようと思っています」とコメント。「未熟さもたくさんありますが、それも含めてさらけ出して、自分なりに自信を持ってお届けしたいなという気持ちです」とした。

日本初演からこれまでに同役を務めた井上芳雄、中川晃教、山崎育三郎、古川に続く「5人目のモーツァルト」となる京本。「歴代の素晴らしいヴォルフガングがいらっしゃる中で僕はかなり初々しく映ると思うんですけど（笑い）、おこがましいかもしれませんが何回も見ていらっしゃる方がご覧になっても、新しい作品を見ているくらいの新鮮さを感じていただけたらうれしいです」と呼びかけた。