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【王位戦】藤井聡太王位の中央攻撃に渡辺明九段が2時間37分の大長考 1日目終える

日刊スポーツ / 2024年8月19日 18時50分

封じ手の封筒を立会人の中田功八段(右)に手渡す渡辺明九段(左)、藤井聡太王位(中央)(日本将棋連盟提供)

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=22)に渡辺明九段(40)が挑む将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負第4局が19日、佐賀県唐津市「洋々閣」で始まり、午後6時過ぎ、先手の渡辺が43手目を封じて1日目を終えた。

シリーズ対戦成績は藤井の2勝1敗。藤井が王位5連覇と「永世王位」の資格獲得(連続5期または通算10期)に王手をかけるか、渡辺が巻き返して再びタイに戻すか。藤井が王位を防衛した場合、「永世棋聖」に続き、“ダブル永世”の獲得となる。渡辺は王位初奪取を目指す。

先手の渡辺がエース戦法「矢倉」を志向し、藤井は急戦含みの駒組みから矢倉中飛車に構えた。午後になり、藤井が中央攻撃を仕掛けると、渡辺は2時間37分の大長考し、封じ手へ。形勢は互角だ。2日目は20日午前9時に再開する。激しい攻め合いになることも考えられる。

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