1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

吉永小百合「体を鍛えないとできない映画」女性初エベレスト登頂・田部井淳子さん描く映画主演

日刊スポーツ / 2024年8月21日 7時0分

124本目の映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」で登山家・田部井淳子さんを元にした主人公を演じる吉永小百合

吉永小百合(79)が、女性として初めて世界最高峰のエベレスト登頂に成功した登山家・田部井淳子さんの生涯を元に描く映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」(阪本順治監督)に主演することが20日、分かった。

自身124本目の映画で、田部井さんを元にした主人公を演じる。18日にクランクインし11月末にクランクアップ予定。公開は、田部井さんのエベレスト登頂から50周年の25年の予定。

   ◇   ◇   ◇

「体を鍛えないとできない映画なので一生懸命、鍛えています」。吉永が7月に都内のイベントで口にした言葉の裏には、世界の登山史に残る田部井さんの映画を作る覚悟があった。映画の原案は、田部井さんの15年の著書「人生、山あり“時々”谷あり」(潮出版社)で、吉永は田部井さんを元にした多部純子を演じる。関係者によると、吉永は都内専門施設での高所順応テスト、低酸素トレーニングなどに励み、肉体改造に取り組んできたという。

田部井さんとは、12年にTBSラジオ「こんばんは 吉永小百合です」(日曜午後10時半)で対談。当時を振り返り「明るくて、楽しいお話をいっぱい聞かせて下さいました」と語った。福島県出身の田部井さんは、東日本大震災翌年の同年から被災した東北の高校生の力になればと富士山登山プロジェクトをスタート。吉永も、福島第1原発事故をも含めた復興支援のため、脱原発の詩の朗読を行うなど心は1つだった。昨年の「こんにちは、母さん」の次の作品を考えた際、田部井さんをモチーフにした映画の製作を熱望した。

田部井さんは、16年10月に腹膜がんのため77歳で亡くなったが、その3カ月前に高校生と富士山に登ったのが人生最後の登山となった。遺志を継ぐ息子の進也さんは「亡くなった時、供花をいただきました。そのご縁から映画の話となり驚きました」と喜んだ。

12年「北のカナリアたち」を手がけた阪本順治監督(65)とは13年ぶりの再タッグとなる。阪本は、昨年「せかいのおきく」でキネマ旬報ベスト・テンで日本映画ベスト・テン第1位、日本映画脚本賞を受賞した。吉永は再会を喜んでおり「今、私は『せかいのおきく』という素晴らしい映画を創った阪本監督のもと、『世界の淳子』役に全力で挑戦します」と意気込んだ。

▽阪本順治監督 吉永小百合さんと再びご一緒できることの喜び。しかも、田部井淳子さんの人生を基にした山と家族の物語。求められるのは、宮本武蔵の五輪書よろしく、ガレ場の荒野に一本の真っすぐな道を築くような力技。みんなで、頑張ります!!

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください