満島ひかり＆岡田将生「ラストマイル」は“日本版アベンジャーズ”石原さとみ、綾野剛らも興奮

映画「ラストマイル」の「シェアード・ユニバース」プレミアムイベントに登場した、前列左から星野源、綾野剛、ディーン・フジオカ、岡田将生、満島ひかり、阿部サダヲ、石原さとみ、塚原あゆ子監督、後列左から麻生久美子、安藤玉恵、酒向芳、大倉孝二、宇野祥平、井浦新、市川実日子（撮影・野上伸悟）

満島ひかり（38）が20日、都内の新宿歌舞伎町タワーステージとシネシティ広場で開かれた主演映画「ラストマイル」（塚原あゆ子監督、23日公開）シェアード・ユニバースプレミアで「これだけの方と共演でき、感無量」と喜びをかみしめた。

「ラストマイル」は、TBS系で18年に放送された「アンナチュラル」と20年に放送された「MIU404」でタッグを組んだ、塚原あゆ子監督と脚本家の野木亜紀子氏が、3度目のタッグ。両ドラマの世界がつながった、シェアード・ユニバース・ムービー。この日は主演の満島のほか岡田将生（35）ディーン・フジオカ（44）大倉孝二（50）酒向芳（65）宇野祥平（46）安藤玉恵（48）阿部サダヲ（54）の映画の主要女バーが集結。さらに「アンナチュラル」から石原さとみ（37）井浦新（49）市川実日子（46）そして「MIU404」から綾野剛（42）星野源（43）麻生久美子（46）と、まさに米映画「アベンジャーズ」級と製作側がうたう“アベンジャーズキャスティング”俳優陣14人が登場した。

「ラストマイル」は、流通業界最大のイベントのひとつ、11月の“ブラックフライデー”の前夜を舞台に、世界規模のショッピングサイトの関東センターから配送された段ボール箱が爆発する事件が発生し、やがて日本中を恐怖に陥れる謎の連続爆破事件へと発展していく物語。満島は劇中で、関東の4分の3を担う巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナを演じた。

チームマネージャーの梨本孔を演じた岡田は「皆さん、そろっている姿を見て、本当にすごい映画に出させていただいたと実感した次第。また、皆さんとお仕事できるよう頑張りたい」と興奮気味に語った。満島は「本当に、ここにいるこんなすてきな俳優さんが、持ち前のエネルギーを2時間の映画にキュッと行種々したような作品。エネルギーが、すごい。日常に関係ある悲しみも痛みも描く作品。コミュニケーションの小さいところが深く描かれた作品」と作品を評した。

「アンナチュラル」で「不自然死究明研究所（UDIラボ）」の法医解剖医・三澄ミコトを演じた石原は「人生において唯一無二の大事な作品。また生きられたこと、皆さんにお届けできることがうれしい」と喜んだ。

「MIU404」で警視庁刑事部第4機動捜査隊の伊吹藍を演じた綾野は「私の役にとって大きかったのは、島に再会したこと。個人的な思いが作品を支えていて皆さんに届くと思うと、温かくなる。ビッグラブな作品。島、ありがとう」と、バディの志摩一未を演じた星野源（43）に感謝。星野は、野木氏と両作を担当し、今回が初の映画製作となる新井順子プロデューサーの名を挙げ「台本を読んで本当に素晴らしい、市井の人が主役のストーリー。皆さんの生活に持ち帰られる映画」と絶賛した。