テイラー・スウィフトがダンス教室で起きた刺殺事件の被害者家族と面会

テイラー・スウィフト（ロイター）

米歌手テイラー・スウィフト（34）が、先月末に英中部サウスポートの子ども向けダンス教室で起きた刺殺事件の被害者家族と面会したことが分かった。週末にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われた公演に、少女2人と家族を招待。母親が舞台裏でテイラーと並ぶ子どもたちの写真をTikTokに投稿し、「最高の魔法の夜を演出してくれたテイラー・スウィフトと彼女のお母さんに最大の感謝を」とつづって面会を明かした。

投稿された写真ではステージ衣装のスウィフトが少女2人と笑顔でポーズを取り、ハグもしている。また、1人の女の子は左の前腕を包帯で覆っているのが見える。母親は「あなたは私の傷痕の周りに星を描いてくれた」とキャプションを添えている。

スウィフトをテーマにしたダンスイベントが行われていたダンス教室で刃物を手にした17歳の少年が子どもたちを次々と襲い、女児3人が刺殺され、助けようとした大人2人を含む10人が重軽傷を負う事件が起きたことを受け、「無垢（むく）な命が奪われ、途方に暮れている」とスウィフトは事件後に声明を発表していた。

家族との面会についてスウィフトから公式な発表はなく、何人の被害者家族と会ったのかは不明だが、他の家族とも面会したと報じられている。

スウィフトは15日から20日にかけて同地で5公演を行っており、公演前に被害者家族に連絡を取っていたといわれている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）