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池乃めだか「戦友」桂ざこばさんをうらやんだ思い「売れたない言うてて、真っ先に売れた」

日刊スポーツ / 2024年8月21日 20時53分

ステージで思い出を語る池乃めだか(右)と、なるみ(中央)(撮影・村上久美子)

6月12日にぜんそくのため、76歳で亡くなった桂ざこばさんのお別れ会が21日、大阪・サンケイホールブリーゼで行われ、昼夜2回で約1000人が出席した。会場には、ざこばさんの高座音声、映像が流され、所属米朝一門にとって、毎年お盆、正月の一門会や、独演会などで、何度も噺(はなし)を演じた同ホールのステージに、祭壇が飾られた。

冒頭は次女の関口まい(41)が、敬愛した師匠の故桂米朝さんと、父の強固な愛、絆を語り、締めは弟子の桂塩鯛(69)があいさつ。その締めの前には、駆け出し時代から共演してきた吉本新喜劇の池乃めだか(81)が、ざこばさんに娘のようにかわいがられたタレントなるみ(52)とともに登場し、思い出を語った。

まず、なるみが初共演のテレビで、コーディネータに「アンタはあかんと退席」し、その後は「2日酔いどころか、ほぼ酔っ払いで収録にくる」姿と、生放送中に「夕焼けを見て泣く」様子に「こんな大人初めて」と感じた思い出を語り、めだかにバトンを渡した。

めだかは駆け出し時代、海原かける・めぐるという漫才コンビを組んでおり、ざこばさんから「めーちゃん」と呼ばれていた。

吉本興業へ所属する以前は、ともに寄席興行の出番に入ることが多く「10日あったら、毎日飲みに行っていた」と振り返った。

ある時、仲間内で誰かが「はよ、売れたいな~」と口にしたところ、ざこばさんは「わし、別に売れたない。好きな落語やっとったらそれでええんじゃ」。めだかが「好きな漫才やってたらええけど、それでもちょっとは売れたいやん」と返し、口論になったことがあったと振り返った。

結果、先にテレビ番組(テレビ三面記事 ウィークエンダー)でブレーク。めだかは「売れたない言うてたのに、あの時はうらやましかった。でも、戦友ちゃいますかね? 僕たちの関係は。ものすごい純粋な人やった」と振り返った。

実父同然に慕った師匠の桂米朝さんのもとで、落語を学び、芸を磨くことに心底、喜びを見いだしていたざこばさん。めだかはその真意を思い「朝丸(ざこばさん前名)さーん、もうすぐそっちへ駆けつけるから、また飲もうぜ」と、祭壇へ向かい語りかけた。

直情型でも誰からも愛されたざこばさん。なるみは「今の時代、コンプライアンスありますけど、天国では好きなだけ酒飲んでください」と呼びかけていた。

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