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河野太郎氏「脱原発」封印、総裁選出馬 派閥解消進むなか麻生派所属のまま…異端児どこへ

日刊スポーツ / 2024年8月27日 7時59分

自民党総裁選への出馬表明をする河野太郎デジタル相。背景ボードに白字で「有事の今こそ、河野太郎」のメッセージを記した(撮影・中山知子)

自民党の河野太郎デジタル相(61)は26日、国会内で会見し、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)への出馬を正式に表明した。

09年、21年に続き3度目の挑戦となる河野氏は「有事の今こそ、河野太郎」という白文字が書かれた青ボードの前に立ち「『改革』と言うのは簡単だが、大事なのは実績だ。私は押印の廃止やコロナワクチン、ライドシェア、マイナンバーカードなど、批判はあったがそれなりに前に進めた」と、主張。国民の理解が得られていない裏金問題への対応をめぐり、「裏金議員」に政治資金収支報告書に記載しなかった金額の返還を求めるとし「書類の訂正でけじめがついたと言えるのか。不記載の金額を返還することでけじめとし、前へ進みたい」と訴えた。

一部のSNS投稿をブロックすることで「ブロック太郎」と批判もあるが、「SNS上で誹謗(ひぼう)中傷されたらブロックをお勧めしたい。ブロックしたことを批判するのはおかしいと、声を大にして申し上げたい」と突っぱねた。原発政策に関しては建て替えも選択肢と述べ、かつての持論の「脱原発」を封印。よくも悪くも「異端児」として注目されてきたスタイルは、影を潜めた。

歯切れの良さや改革姿勢への期待から、一時は世論の支持も高かった。ただ最近は、マイナ保険証をめぐる混乱への対応や、国会質問などに対する「所管外」発言などが不誠実と批判も強く、世論調査の数字は伸び悩む。派閥解消が進む自民党の中で麻生派に属したままの出馬となることにも、党内には「強い失望感」(中堅議員)がある。

21年総裁選では「小石河」連合で岸田文雄首相との決選投票まで進んだ。今回、どこまで支持が広がるかは不透明だ。【中山知子】

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