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【王位戦】藤井聡太王位“ダブル永世”獲得なるか 藤井の封じ手は本命の一着

日刊スポーツ / 2024年8月28日 9時42分

王位戦7番勝負第5局2日目に臨んだ藤井聡太王位(日本将棋連盟提供)

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=22)に渡辺明九段(40)が挑む将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負第5局が28日、有馬温泉(神戸市北区)の老舗旅館「中の坊瑞苑」で再開された。

シリーズ対戦成績は藤井の3勝1敗。藤井が王位5連覇と「永世王位」の資格(連続5期または通算10期)を獲得するか、渡辺が踏みとどまるか。藤井が王位を防衛した場合、7月の「永世棋聖」に続き、“ダブル永世”の獲得となる。

藤井は前日と同じ和装姿で対局室に現れた。両対局者は記録係が読み上げる前日の手順を盤上に再現した。立会人の福崎文吾九段(64)が藤井の45手目の封じ手を開け、「封じ手は先手5六歩です」と読み上げた。本命視された一着だった。2日目は激しい攻め合いになりそうだ。

王位戦は全国を転戦し、1局を2日かけて戦う持ち時間各8時間の7番勝負。先に4勝を挙げた方がタイトルを獲得する。昼食休憩を挟み、対局は夜までに決着する見込み。

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