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【王位戦】渡辺明九段、王位奪取ならず 天井を見上げ投了「負けました」攻め合いの末散る

日刊スポーツ / 2024年8月28日 18時54分

終局後、感想戦を行う渡辺明九段(撮影・松浦隆司)

藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋王・王将・棋聖=22)が渡辺明九段(40)の挑戦を受ける、将棋の伊藤園お~いお茶杯第65期王位戦7番勝負第4局が28日、神戸市「中の坊瑞苑」で行われた。27日午前9時からの2日制で始まった対局は、28日午後6時21分、リードを奪って抜け出した先手の藤井が97手で押し切った。これでシリーズ4勝1敗として5連覇を達成。今年7月の永世棋聖に続き、永世王位を獲得した。

王位戦初登場の渡辺のタイトル奪取はならなかった。雁木(がんぎ)の居玉から、あの手この手で先手玉に迫る攻め合いの末、散った。腕組みして盤を見つめた後、天井を見上げ、「負けました」と投了を告げた。

初日の封じ手の少し前、天王山に角を打ち、金も5筋に投入した。「無理かなと思ったんですけど、普通に組んでいるだけでは少しずつ苦しくなってしまう。複雑な攻め合いにはしているが、無理していると思いました」。終盤は激しく詰め寄ったが、「しばらく考えると足りないかな」と冷静だった。

今シリーズ、第3局までは明らかに優勢な場面もあった。3連勝でもおかしくないほどだった。「内容的にはまずまず戦えていた。4、5局目でまったくいいところがなかったのが残念」と、悔しさをかみしめていた。

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