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上野パンダのリーリー&シンシン9・29に中国返還 高齢による治療「温かく見送って」小池知事

日刊スポーツ / 2024年8月30日 15時40分

上野動物園で木に登るジャイアントパンダの双子のレイレイ(上)。下が母のシンシン(2022年3月撮影)

東京都の小池百合子知事は30日の定例会見で、2011年に中国から上野動物園に来園したジャイアントパンダのリーリー(雄)とシンシン(雌)について、9月29日に中国に返還することを明らかにした。

小池氏は「2011年に来園し、これまでシャンシャン、双子のシャオシャオとレイレイの3頭を育てくれた」とした上で「2頭とも今年19歳になった。現在はいつも通りの生活をしているが、19歳といっても人間では60歳くらいに当たる。高齢期にさしかかり、おととしくらいから高血圧などの症状もみられるようになった」として「投薬をしたり検査を続けているが、大きな改善はみられないということだった」と現在の状態にも触れた。

2頭の今後について日中両国の専門家で協議した結果「現在の健康状態にあるうちに帰国させて、生まれ育った場所で治療を受けさせるのが望ましいという結論になった」という。

2頭を観覧できる最後の機会は返還前日の9月28日。9月には「お別れイベント」も予定している。

昨年2月にシャンシャンが中国に返還され、現在、上野動物園では、リーリー、シンシン、シャオシャオ、レイレイの4頭のパンダを飼育、展示。9月に2頭が返還されれば、双子の2頭だけになる。小池氏は「さみしい気持ちを抱かれる方もいると思いますが、これまで13年間、みなさまに愛された。健康を第一に考えると、温かく見送っていただくのが良いのではないかと思います」と述べ、理解を求めた。

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