金子恵美氏言及、兵庫県知事の証人尋問「当時の認識で非がなかったと。恐らく今後も同じ見解を」

金子恵美氏（2022年5月撮影）

TBS系「ゴゴスマ～GOGO！Smile！～」（月～金曜午後1時55分）が30日、放送された。兵庫県の斎藤元彦知事がこの日、疑惑告発文書問題を受け設置された、県議会の調査特別委員会（百条委員会）のパワハラ疑惑に関する証人尋問を生中継した。

斎藤氏は午後3時、上下濃紺のスーツ、同色のネクタイ姿で尋問に出席。入り口で一礼したあと、証人席に移動し、一礼して腰かけた。弁護士も同席した。

番組は冒頭部分を生放送。出張先で車から20メートルほど歩かされたことについて、同知事が職員らを怒鳴り散らしたことについて語っていた。

リモート出演した元自民党衆院議員の金子恵美氏（46）は「今までのこのやりとりだけを見ると、当時の知事の認識では非がなかったと。今回のテーマはハラスメントですけど、これまで同様の必要な指摘、指導の範囲であって、ハラスメントではなかったっていうことを今後もこの後も恐らく、同じ見解を述べられるのかなという印象を持ちました」と切り出した。

続けて「やっぱり、新たな私的情報が職員によって持ち出されたという疑惑も出てきたりしてますけど、むしろ問題は公益通報のことに関してですけど、職員のこれまでの証言の中でも、知事が早期に調査結果が出る前に懲戒処分をするという指示を出していたという証言もあるので。私はこの公益通報に関して、それをテーマとした尋問、来週になりますけど、そこをどう答えるかを注目してはいますね」と語った。

注目を集める斎藤氏の証人尋問には数十社、100人以上の報道陣や、30席の傍聴席を求めて多くの県民が集まった。

この日の百条委は午前から職員2人の尋問が非公開で行われ、午後からは県幹部2人への公開尋問が行われている。