仲代達矢ら３人を東京都名誉都民候補に選出 小池都知事「人々に希望や活力与えてくれる」

赤羽秀之（右）と円地晶子（左）と一緒に笑顔を見せる仲代達矢（撮影・浅見桂子）

東京都の小池百合子知事は30日の定例会見で、2024年度の東京都名誉都民の候補者に、多摩織の伝統工芸士、澤井伸氏（74）、俳優仲代達矢（91）、380年の歴史を持つ江戸糸あやつり人形結城座理事長で人形遣いの両川船遊氏（80）の3人を選んだと発表した。

小池氏は、仲代について「長年にわたり、舞台や映画、ドラマと多方面で活躍され、幅広い演技力、存在感で数々の賞を受賞されている」とした上で「無名塾を主宰され、後進の育成にも力を入れている。能登演劇堂での公演も精力的に行ってこられ、今なお、第一線でご活躍中だ」と述べた。

「3名の方々のすばらしい功績、人々に希望や活力を与えてくれる。都民のみなさんが敬愛し、誇りとするものと考えている」とも述べ、名誉都民候補に選ばれた3人のこれまでの功績をあらためてたたえた。

9月に開会する定例都議会で同意を得た上で、顕彰式を実施する。