【将棋】台風で無観客のJT杯広島大会 渡辺明九段が豊島将之九段に勝利しベスト４進出

豊島将之九段を下して準決勝進出を決めた渡辺明九段（写真提供：将棋日本シリーズ総合事務局）

台風10号の影響で無観客となった、「将棋日本シリーズ　JTプロ公式戦（JT杯）」2回戦、渡辺明九段（40）対豊島将之九段（34）戦が31日、広島市「広島サンプラザホール」で行われた。対局は88手で後手の渡辺が勝ち、ベスト4に進出した。10月12日に大阪市で開催される準決勝では、ベスト4一番乗りの稲葉陽八段（36）と対戦する。

この後の2回戦は9月14日、熊本県益城町で行われる広瀬章人九段（37）対丸山忠久九段（53）戦、9月21日に札幌市で行われる藤井聡太7冠（22）対佐々木大地七段（29）戦があり、それぞれの勝者は11月2日、愛知県常滑市で開催される準決勝に進む。決勝は11月24日、東京・有明「東京ビッグサイト」で開催される。

JT杯は通常、地方を転戦して公開対局で行われる。今回は来場者の安全面などを考慮した。「こども大会」も中止とした。