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石丸伸二氏「維新の熱量が薄まっている」ツッコまれた吉村知事も認め「応援してもらえますか?」

日刊スポーツ / 2024年9月1日 12時32分

石丸伸二氏(2024年7月7日撮影)

大阪府の吉村洋文知事と(49)広島・安芸高田市の前市長、石丸伸二氏(42)が、元テレビ東京の名物プロデューサー高橋弘樹氏のプロデュースするビジネス動画メディアReHacQで対談し、1日までに公開された。

石丸氏は、日本維新の会を立ち上げた橋下徹氏の古巣への発言に触れる形で「最近、橋下さんとかも維新に対してモノを申されているところに、維新の『レーゾンデートル(存在理由)が、根源的な熱量みたいなのが、国政政党になって、薄まっているんじゃないかな、というのは、正直、維新を見ていて変遷を感じていたんですけど」と切り込んだ。その上で「吉村さんとして、まさに自身が市議会議員やって、今のところまで来て、維新が変わったと感じてられているのか、いやいや不変な、芯は動かずなのか、どう感じてらっしゃいますか」と問いかけた。

吉村知事は「上がったり下がったりというのは、繰り返してきたと思うんですね」と話すと「僕が経験している中で軸としてあったのが“統治機構の改革”なんですよ。日本をどうするか、って大きな話じゃないですけれども、大阪の知事ですから大阪の知事でやっている中で、東京一極集中はやっぱり良くないよね、と。大阪というのはもともと大阪府と大阪市という、どデカいのが2つあって重なって二重行政になっていて、何とか大阪の力を発揮するために、府もなくして市もなくして1つになって都を作ろう、と。そして(東京と)2つの軸になって日本を引っ張ろうじゃないか。さらには多極を成長させていこうじゃないか。そういう軸があって、今もあるんですよ」と、大阪都構想が維新の「軸」だったことを認めた。

「その軸をドカ~ンと、住民投票でやる時はものすごい熱を発する。それが最初の橋下さんの時だったわけです」と回想。ただ都構想は15年、20年と2度の住民投票でともに否決されていることから「2回目、僕と松井(一郎)さんでやって、2回目も僅差だけど負けてしまった」とした。

吉村知事は「今ちょっとそれで、都構想という看板がない、というか難しいという状況になっている中で、熱を持って走るものがぼやっとなっている感じは、僕はあります。維新の中で」と認めると「そこの熱源が都構想だったと思うんですよ。その発するパワーを持っている人が橋下さんであり松井さん。で、僕もそれをやってきたんですけど、そこの熱源がなくなっている感じは正直、思いますね」と率直に口にした。

石丸氏は「国民が求めるものから、維新らしさをすくってあげることをもう1回、できないかなと思うんです」と提言しながら「都構想は結局否決されたんですけど、あそこに込められた思いって、ものすごいものがあったと思う。今は国政の政党になられた時に、さっきの続きで『道州制』を打ち出す、みたいな。私自身が『多極分散』と言っていた立場でもあるので、そういうのを維新の方から言ってもらえると、応援するのにな、と思うんですけど」と私見を語った。

吉村知事はうれしそうに「応援してもらえますか?」と笑顔。石丸氏は「それが国民の声なんじゃないかな。声に出されていない願いというか。だって地方の衰退はみんな知っていて、ヤバイと思っているんですよ。東京都民以外は。たぶん大阪ですら例外ではない。大阪も広いですから。という時に多極分散、極を作らないといけない。道州制の議論は絶対いるんですよね。それを進められるのは今、本気でやる気があるとしたら維新ぐらいじゃないかな」と“応援”の可能性の理由を明かした。

吉村知事も「一極集中がダメ」との考えは「完全一致してます」と同調。その上で「我々は道州制を掲げています。統治機構改革論者ですから、道州制の方が絶対いいと思っているんですね」としたが、「でも道州制を本気でやろうとしたら、知事なくなるんですよ。知事なくなるだけだったらまだアレですけど、そこにいる県議会議員とか府議会議員とか、完璧キレますよ。しかもキレるのが怖い、黙ってキレるから。しかも力がありますよ、議会には。市長をしたら分かるんですけど、目立たないけど力があるのが議会で。だって議会が『反対』って言ったら議案が通らない」と指摘。「それを全部なくすことはかなりパワーのいる話」と現状を説明した。

ただ吉村知事は「それは目指すべき方向だと思っていて」とあらためて肯定。その上で「『道州制』というぐらいだったら、言うだけじゃなくて『大阪都構想』ぐらいできずに『道州制』なんかできるのか、というのが根元にあって」と語ると、石丸氏も「なるほど」とうなずいた。吉村知事は都構想について、現在も「やろうと思えば挑戦できる」法の体制であるとし「多極が成長する形でまずは大阪が2極目になって、広島とか福岡とかがニョキニョキ出てくる国家構造を目指すべき」と、持論を展開した。

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