吉村洋文知事「いろいろと思うところはある」斎藤元彦兵庫県知事の百条委での証言内容

吉村洋文大阪府知事（2024年2月撮影）

日本維新の会の共同代表の吉村洋文大阪府知事（49）が2日、府庁で取材の応じ、パワハラ疑惑について、兵庫県議会の調査特別委員会（百条委員会）で証人尋問を受けた斎藤元彦兵庫県知事について言及した。

斎藤氏は一部反省も、パワハラ疑惑については認めず、百条委員会が判断することだとした。

証言内容について吉村氏は「いろいろと思うところはある」と前置きし、「新たな事実を証言されたところもあると思う」と述べた。

前回知事選で斎藤氏を推薦した日本維新の会の藤田文武幹事長は、斎藤氏の尋問予定となる6日の百条委員会後に不信任決議案を出すかどうか最終判断すると表明。吉村氏は「地元の兵庫県議会の（維新の）メンバーとも協議して、最終的に党として判断する方向性を固めてる。思うところはあるが」と説明した。

最終判断する材料について「斎藤知事本人がいかに自分の言葉で、考え方を正直に発信することが需要だと言ってきた」と述べた。

6日の百条委では贈答品の“おねだり”疑惑、告発文書を作成した元県西播磨県民局長の男性を保護の対象となる公益通報者として扱わず、懲戒処分とした妥当性を調べる。

吉村氏は「公益通報は非常に重要な論点。どういう証言をされるか、重要」と注目ポイントだとした。