【宝塚】宙組トップ芹香斗亜 来年４月退団 団員急死から６月、約９カ月ぶり再開

宙組トップ芹香斗亜（C）宝塚歌劇団

宝塚歌劇団は2日、宙組トップ芹香斗亜（せりか・とあ）が、来年4月27日付で退団すると発表した。芹香は3日、大阪市内で退団会見を開く。

退団公演は来年1月1日に兵庫・宝塚大劇場で開幕する「宝塚歌劇百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』」「ジャズ・スラップスティック『Razzle Dazzle（ラズル　ダズル）』」。東京宝塚劇場千秋楽の同4月27日をもって退団する。

宙組をめぐっては、昨年9月末に宙組団員が急死し、すべての公演が停止。6月20日に兵庫・宝塚大劇場で開幕した宙組公演「Le Grand Escalier　－ル・グラン・エスカリエ－」で、約9カ月ぶりに再開。同公演は、8月25日に東京宝塚劇場で千秋楽を迎えた。

芹香は07年に入団し、星組、花組をへて、宙組へ移り、昨年6月に宙組トップに就任。同9月29日、兵庫・宝塚大劇場で、本拠地お披露目公演「PAGAD」の初日を迎えたが、上演2日のみで、同10月から残り全日程が取りやめとなっていた。　

◆芹香斗亜（せりか・とあ）1月20日生まれ、神戸市出身。07年入団。星組配属。10年「愛と青春の旅立ち」で新人公演初主演。12年4月に花組。13年バウ公演初主演。17年「MY HERO」で東上初主演。同年10月宙組へ。昨年6月、真風涼帆の後任として宙組トップに就任。相手娘役に春乃さくらを迎え、7～8月「Xcalibur　エクスカリバー」でトップ初主演。身長173センチ。愛称「キキ」。