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ノンフィクション作家の佐々涼子さんが死去、56歳、悪性脳腫瘍で 代表作「紙つなげ!」

日刊スポーツ / 2024年9月2日 17時47分

佐々涼子さんのXから

ノンフィクション作家の佐々涼子さんが亡くなっていたことが2日、分かった。早川書房の公式サイトで発表した。享年56歳だった。

佐々さんは早大法学部卒業後、フリーライターとなり、12年に「エンジェルフライト国際霊柩送還士」で第10回開高健ノンフィクション賞を受賞。「紙つなげ!彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場」では、11年の東日本大震災で被災した日本製紙石巻工場の復旧を追った。

佐々さんは22年12月13日、X(旧ツイッター)で「残念ながら私の病気は悪性の脳腫瘍。待ち時間は延長線に入りました。でも、何ひとつ憂いはなくて」と投稿し、自身の病状を明かしていた。

▽以下発表全文

ノンフィクション作家の佐々涼子氏が9月1日に逝去しました。謹んで御冥福をお祈りします。早川書房では、佐々氏の『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』、『駆け込み寺の男 玄秀盛』(現在はいずれもハヤカワ文庫NF)を刊行しました。東日本大震災によって大きな被害を受けた製紙工場が復活を遂げるまでの人間ドラマを描いた『紙つなげ!』は、紀伊國屋書店スタッフが全力でおすすめする「キノベス!2015」第1位、第49回新風賞特別賞、ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2024」第1位(エッセイ・ノンフィクション部門)に輝くなど大きな話題となり、ベストセラーとなりました。

佐々氏は1968年生まれ。2012年に『エンジェルフライト国際霊柩送還士』で第10回開高健ノンフィクション賞、2020年に『エンド・オブ・ライフ』で第3回本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞。2022年には『ボーダー移民と難民』、2023年『夜明けを待つ』を発表。享年56。

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