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虎に翼ついにクランクアップ 伊藤沙莉「人生においてとんでもない財産」

日刊スポーツ / 2024年9月2日 18時23分

「虎に翼」の撮影を終えて、花束を手に笑顔の伊藤沙莉

伊藤沙莉がヒロインを演じるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜午前8時)の撮影が8月31日、終了した。NHKが2日に発表した。昨年9月にクランクインし、約11カ月にわたる撮影を無事に終えて、主人公の佐田寅子を演じきった伊藤に花束が渡された。伊藤も大役を完走したコメントを発表した。

寅子として1年間生きられたことが、自分の人生においてとんでもない財産になりました。

明日から、寅子としていられないのが本当に想像つきません。

「朝ドラの主演は一番大変だよ」といろんな方に言っていただくけれど、現場でスタッフやキャストのみなさんと作品を作れると思うと、いつもそれだけで楽しい1日が始まるなと思えて、幸せで仕方がなかったです。

いろんなところで、「『虎に翼』を見てるよ、面白いね」と言っていただくたびに、視聴者のみなさん、スタッフ、出演者に支えられていることを実感していて、挙げ始めたらきりがないくらいお1人お1人に感謝しています。

本当に1年間ありがとうございました。

制作統括のNHK尾崎裕和氏もコメントした。

昨年の9月にクランクインした「虎に翼」が、ついに撮影終了を迎えました。出演者・スタッフのみなさん、ご協力いただいた方々、1年の長きに渡る収録、本当にお疲れ様でした。

そして、伊藤沙莉さん、毎日スタジオで聞こえてくる沙莉さんの笑い声に、みんなが勇気づけられていました。私たちの寅子でいてくれて本当にありがとうございました!

視聴者のみなさま、「虎に翼」の放送は残りあと1か月、今週は原爆裁判が描かれています。最後まで「虎に翼」らしく、寅子たちが裁判や事件と向き合い、闘い続けます。最終回までぜひご覧いただければありがたいです。

NHK連続テレビ小説「虎に翼」は、日本初の女性弁護士で後に裁判官となる三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんの半生を再構成して描くフィクション作。伊藤は主人公の猪爪寅子(ともこ)を演じる。110作目の朝ドラで、昭和初期から戦時下を経て奮闘する主人公の姿を、吉田恵里香氏の脚本で届ける。「虎に翼」は中国の法家「韓非子」の言葉で「強いものの上にさらに強さが加わる」という意味。

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