ジェンダーレスモデル井手上漠、母親へ感謝の思い「マイノリティーで孤独を感じていた」

THE BEAUTY WEEK AWARD 2024「THE BEST OF BEAUTY」授与式に出席した井手上漠

女優の宮本茉由（29）とジェンダーレスモデルの井手上漠（21）が3日、都内でTHE BEAUTY WEEK AWARD 2024「THE BEST OF BEAUTY」授与式に出席した。

全国美容週間振興協議会が毎年「9月4日（くしの日）」を中心とした1週間を「BEAUTY WEEK」と位置づけており、04年からスタートした同賞は「その年に輝く女性」に贈られる。「全国の美容師が選ぶ髪がきれいな女性人気タレントNO・1」として2人が選出された。

井手上は18年に「第31回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」に出場し「かわいすぎるジュノンボーイ」として注目を集めた。現在はジェンダーレスファッションブランド「BAAKU」を手がけ、国際メークアップアーティスト検定1級を取得するなど美容感度が高い。「小学校4年生で美容に目覚めて、母親にヘアアレンジ用品を買ってもらいました。この賞をもらったときそれ思い出しました。表現するお仕事をしているので髪は武器。ヘアケアを頑張ってきて良かった」と受賞を喜んだ。

美髪を保つための工夫は最近始めたシルク素材のナイトキャップ。「髪は摩擦が一番いけないと聞いて。私は寝相が驚くほど悪いので、ナイトキャップをして髪の保護を始めました」と明かした。

イベントテーマの「夢」について回答。「このお仕事を続けている理由も、頑張ろうって思える理由も母のおかげ」と女手一つで育ててくれた母親への感謝の思いを明かした。「生まれてからずっと母子家庭。私は男性に生まれてマイノリティーで孤独を感じていたのですが、母だけは私を応援してくれていた。母は私が楽しそうにしているのが何よりと言ってくれる。私の力で母を養えるくらいになりたくて。だから、今頑張れているのかなって思うので夢は母が幸せになり続けることです」と語った。