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【王座戦】藤井聡太王座「手の内を知られているところもある」永瀬拓矢九段と初防衛戦/一問一答

日刊スポーツ / 2024年9月3日 20時0分

永瀬拓矢九段と昨年とは立場を入れ替えて初防衛を目指す藤井聡太王座

藤井聡太王座(竜王・名人・王位・棋王・王将・棋聖=22)が初防衛を目指して永瀬拓矢九段(31)の挑戦を受ける、将棋の第72期王座戦5番勝負第1局が4日、神奈川県秦野市「元湯陣屋」で行われる。対局前日の3日、両対局者は検分を追えた後、記者会見に応じた。

藤井王座の一問一答は以下の通り。

-叡王失冠後、棋聖と王位を5連覇して臨みます

藤井 調子という点でいうと、王座戦は比較的よい状態で迎えられるのかなと思います。

-昨年は八冠達成のタイトル戦でした

藤井 前期の王座戦は、私にとって記憶に残るシリーズではあった。内容に関しては全体として押されていたと思うので、今期の5番勝負ではそこからどれだけ改善していけるのが問われるのかなとも思っています。

-今期はまた永瀬九段が相手です

藤井 もちろん、自分自身のパフォーマンスが最も重要だとは思っていますけど、永瀬九段だと普段からVS(練習将棋)で教えていただいていて、手の内を知られているところもあるので、作戦的にも工夫が求められるのかなと考えています。

-最近のVSは

藤井 今までも公式戦の対戦がある時は前の一定期間少し中断してという形にしていただいているので、そういう形になっています。おそらく、先月の中旬ぐらいかと思います。

-永瀬九段の怖さ・強さをどう感じていますか

藤井 序・中盤の研究の深さはもちろんなんですけど、それ以上に中盤以降での柔軟な発想や、丹念な読みに支えられた好手が多いと思っています。

-防衛戦が続いていますが

藤井 本年度、ここまで防衛戦が続いている状況ですけど、タイトル戦に臨む上では、挑戦か防衛かということはあんまり関係ないと思っているので。対局に臨む気持ちはこれまでと変わらないですし、目標という点においても今までと同様に自分自身の課題と向き合って、実力を高めていきたいというのを一番に考えています。

-永瀬を迎え撃つにあたって

藤井 特にやりやすいとかやりづらいといったことはないんですけど、こちらとしては永瀬九段の序盤の研究や見識の深さが警戒すべきポイントになると考えています。

-王座戦はチェスクロック式の持ち時間5時間です

藤井 私にとって正直、得意と言える時間設定ではないかなと思っています。前期の経験も踏まえて改善していきたいと思っています。これまでチェスクロックの対局ですと、残り時間が少なくなった状況でストップウオッチに比べても多くミスが出てしまっているという傾向があるかなと感じているので、そこはできる限り修正していきたいと思っています。

-1年前の8冠制覇がかかるシリーズでした。当時との心境の違いは

藤井 前期の王座戦は永瀬九段の強さ、自分自身の課題を感じたシリーズでしたので、今回1年ぶりに永瀬九段と王座戦で対戦するということで、この1年で成長できたところを少しでも出すことができればと思っています。

-名人戦のころは調子が落ちているという話をされていました。どのあたりが前より良くなってきたと感じますか

藤井 考えている時の読みの方向性が一時期よりも合ってきたというところはあると感じています。

-挑戦者によって研究勝負、(前例のない)力戦とありますが

藤井 それは始まってみないと分からないと思っていますけど。どのような展開であっても定跡を外れたところで、どういうふうに考えて指していくかとというのが最も重要であるというのは共通しているので、しっかり読みを深めていくということを意識して指して行きたいと思っています。

-前期は8冠で注目された。1年たってシリーズは遠い昔なのか、つい最近のように感じられるのか

藤井 どちらかといえば、1年という以上に昔のことのような感覚があるのかな。王座戦の対局であったり、シリーズの中でいろいろと経験することができたのは鮮明に覚えています。

-改めて抱負を

藤井 1年間の取り組み、成長が問われるシリーズですし、全力を尽くして見応えのある将棋を指せればと思っています。

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