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松前ひろ子 55周年 感謝の思いを胸にこれからも歩み続ける

日刊スポーツ / 2024年9月4日 14時40分

デビュー55周年記念曲の発売記念イベントを行った松前ひろ子

演歌歌手松前ひろ子(74)が4日、都内で、この日発売のデビュー55周年記念曲第2弾「漁り火情歌/波止場で汽笛が鳴く夜は」の発売記念イベントを行った。

「漁り火-」は松前の出身地・北海道で生まれ育った女性が愛する男性へのいちずな思いをつづった曲。松前の特長である中低音ビートが魅力的に響いている。

イベント前に取材に応じた。

「漁り火-」について「(歌詞に)『函館山』や『立待岬』が出てきて、見る人が見たら北海道と分かる歌なので、涙がこぼれるほどうれしかったです」と故郷を歌った歌詞に思いをはせた。歌詞には女性の思いと男性の思いの両方がある。「歌えば歌うほど、女性と男性の詩の分け方が自然とできていてすごいなと思うんです」。

55周年を迎えたことには「まさか…。55年も歌ってこられるなんて。よく歩んできたなと思います」。1969年(昭44)9月1日に「さいはての恋」でデビュー。その2年後に交通事故にあって歌手生命を1度絶たれた。8年に及ぶ地道なリハビリを重ねて、事故から10年後に再デビュー。「交通事故は無駄でした。でも、その無駄が『家庭』『家族』というものに結びついたんです」。休んでいる間に作曲家中村典正さん(19年に83歳で死去)と結婚し、3人の子どもを授かった。

「もし独身だったら、『売れないでどうしたらいいのか』って寂しい時があったのではないかと思うんです。でも、おかげさまで家族ができて子どもたちも成長しました」。そして「子どもたちにただ1つ、申し訳ないと思うのが『売れない歌手の子ども』って小学校の時に言われていじめられたこと。子どもたちは当時の私には言わず、大人になってから分かったことです」。

この「子どもに申し訳ない」という思いが、歌う原動力の1つになっている。「これがなかったら好きな時だけ歌っていたかもしれない」。

今後への思いは「全ての皆さまに感謝です。今日のこの日を迎えられたことにも感謝です。ニュースでは今日は大雨だと聞いてました。でも天気も味方をして晴れました。心晴れ晴れと今日を迎えさせていただいたことに感謝申し上げています」。

「夫婦草」「祝いしぐれ」などヒット曲から“めおと演歌の松前”の異名を持つベテラン歌手が、感謝の思いを胸に60周年に向けて歩みを進める。

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