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小林鷹之氏「仲間を信じる。微動だにしない」自民党総裁選を前に語る/インタビュー

日刊スポーツ / 2024年9月6日 5時0分

本紙のインタビューに応じる自民党の小林鷹之前経済安全保障相(撮影・千葉一成)

自民党総裁選(12日告示、27日投開票)にいち早く出馬表明した「コバホーク」こと小林鷹之前経済安保相(49)が、日刊スポーツのインタビューに応じた。

初挑戦の舞台は、消えたはずの派閥の影もちらつく権力闘争の場だが「知名度ゼロからの出発。仲間を信じ、1人でも多くの人に思いを伝えるだけ」と構える。戦いを通じて、派閥裏金事件で失墜した信頼を取り戻すことはできるのか。、国民の厳しい視線が注がれる中の第1歩となる。【中山知子】

   ◇   ◇   ◇

-出馬表明後の手応えは

小林氏 知名度ゼロからの出発ですが、手応えは日に日に、増していると感じています。知名度を上げるだけではなく、私という存在を知っていただくことと、今回何をしたいのか、それはどういう国を目指すかということですが、それを1人でも多くの方に知っていただきたい。そのためには、できることすべてをやるという方針です。

-出馬会見では、派閥とは関係ない戦いにすると語った。他の陣営による支援議員の「引きはがし」などは感じますか

小林氏 私の方針は明確で、仲間を信じている。微動だにしないという感じで、不安もないです。今回は、やはり「脱派閥選挙」ということ。旧来の派閥に対して支援をお願いすることをするつもりはありません。私自身は自分の思いを1人でも多く伝えて支援を募ることを当然やらないといけませんが、ともに立ち上がってくれた仲間のことは信じている。そこは微動だにしません。だれか特定の方に「この人を応援しろ」と言われて応援するような総裁選であれば、自民党の明日はないと思っている。それが1つ、自分の特徴だと思っています。

-政治家を目指す原点は

小林氏 「政治家になりたい」と「なる」という決断は、違うと思っています。(財務省から出向して勤務していた在米日本大使館時代の)09年の政権交代の前後に、当時の鳩山首相の米軍普天間飛行場をめぐる発言が最後の一押しになったのは事実かも知れませんが、それに至るまで、日本の国際社会での存在感が自分の思っている以上に低下しているという危機感はもともとありました。そういう中で民主党政権になった。自分が、自民党を再生する1つの歯車になることで政権を奪還し、国力を高めていきたいという思いにつながっていきました。

自民党は懐が広い政党で、議論に参加すると常に新しい発見があり、自分を成長させてくれる場。「道場」だと思っている。

-しかし、裏金問題では国民が「おかしい」と思うような対応をとってしまいました

小林氏 これだけ大きく支持率も下がり、国民のみなさんも信頼を失ったことは間違いのない事実で、そこはまず真摯(しんし)に反省すべきと思う。そもそも、こういう事案が起きてしまったのは、ルール、法律を守らなかったこと。その対応は反省すべきで、自分自身も当然、責任を感じている。国会での議論の中で政治資金規正法は改正されましたが、本当にそれで十分なのか、まだやることがあるのではないかということを常に問い続ける姿勢なくして、国民の信頼は取り戻せないと思います。

-総裁選の候補の中には、裏金議員への返還を求めたり、選挙の非公認に触れたケースもあります

小林氏 厳正に処分をしました。その処分は変えるべきではなく、厳格に運用しなければといけないと思っています。会見した時(の発言)と今も変わりません。1度、党としてルールに則って決めた処分を、またさらに事後的、追加的に何かするということは、それをやることで、党のガバナンスの観点から本当に適切なのか、しっかり考える必要があると思います。

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