金村義明氏、NPBのSNS撮影規制に「前から問題になってた、誹謗中傷が問題、これはいいこと」

金村義明氏（2018年撮影）

プロ野球の近鉄、中日、西武でプレーした野球評論家の金村義明氏（61）が5日、TOKYO MX「バラいろダンディ」（月～金曜午後9時）に木曜コメンテーターとして生出演。プロ野球12球団と日本野球機構（NPB）が、新たに「写真・動画等の撮影及び配信・送信規定」を定めたことについて言及した。

「前から問題になってましたから。特に誹謗（ひぼう）中傷、SNSが問題になってますから。選手を誹謗中傷するのが多いんですよ。リアルタイムでスタンドから上げている人もいるし、ユーチューバーもいますし。これは規制しないと。これはいいことだと思いますよ」と私見を述べた。

そして「キャンプでも中継で現場行かなくても見られる時代に、ユーチューバーがやられている方が勝手に上げるのもどうかと思う。そういう問題もある」と続けた。

プロ野球試合観戦契約約款の下部規定で、来年2月1日から施行される。

SNSの普及・拡大を受けて、球場での撮影や配信ルールなどを定めた。撮影については「人格権」「平穏観戦権」を侵害しない範囲であれば、制限はない。選手のプレーや球場演出など、時間制限なく撮影・録画できる。ただし、他人の身体の一部や身分証等を拡大・強調する撮影、迷惑行為などは禁止する。

撮影した写真・動画の配信・送信は、インプレー中の選手については一切禁止。ただし、家族、友人などへの配信・送信で、主催者の権利を害さない場合などは認めることもある。インプレー中の選手以外（ベンチ内の様子、ボールデッド中のプレーヤー、チア、マスコット、球場内の様子など）の動画は140秒以内であれば配信・送信を認める。ただし、ライブ配信を含め試合中は不可で、試合終了後とする。