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「ポエム」払拭なるか ケネディ氏と同じ43歳でのトップ挑戦/小泉進次郎氏とは

日刊スポーツ / 2024年9月6日 11時0分

自民党総裁選への出馬を表明する小泉元環境相(撮影・小沢裕)

自民党の小泉進次郎元環境相(43)は6日、東京都内の選挙事務所で記者会見し、党総裁選(9月12日告示、27日投開票)への出馬を正式に表明した。

総裁選の出馬表明は、小林鷹之前経済安保相(49)、石破茂元幹事長(67)、河野太郎デジタル相(61)、林芳正官房長官(63)、茂木敏充幹事長(68)に続いて6人目。

進次郎氏は小泉純一郎元首相の次男。純一郎氏の議員引退表明を受け、地盤の神奈川11区を継ぎ、自民党が野党に転落した2009年衆院選で初当選した。当選5回。

父親譲りの発信力で新人議員のころから注目され、「将来の総理総裁の登竜門」とされる党青年局長も務めた。厚労部会長や農林部会長、復興政務官などを経て、2019年9月、第2次安倍政権で環境相として初入閣。当時38歳で男性としては戦後最年少だった。今回の総裁選出馬にあたって「後見役」と目される菅義偉前首相の政権でも再任され、菅氏を支えた。

尊敬する政治家の1人が、ケネディ元米大統領。ケネディ氏が大統領に就任した43歳と同じ年齢になったことも、今回の総裁選出馬を意識するきっかけになったとみられている。

実兄は俳優小泉孝太郎(46)。環境相就任直前の2019年8月に結婚したフリーアナウンサー滝川クリステル(46)との間に1男1女がいる。

今回の総裁選で、進次郎氏は「本命」「真打ち」といわれる。発信力が持ち味の一方で、言葉選びが「ポエム」「進次郎構文」とやゆされることもあり、そうしたネガティブイメージを払拭(ふっしょく)できるのかがポイントだ。また、派閥裏金事件で信頼が失墜した自民党を、どう立て直すのか。若手のころから「将来の首相候補」と言われ続けた進次郎氏にとって、初挑戦の戦いは、これまで積み重ねた政治家としての実力の真価がいきなり問われる場となる。

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