小泉進次郎氏、父に「相談せず事後報告」で総裁選出馬決断 純一郎氏は「いろんな思いあると…」

小泉純一郎氏（左）と小泉進次郎氏

自民党総裁選（9月12日告示、27日投開票）への出馬を正式表明した小泉進次郎元環境相（43）は、6日に放送されたフジテレビ系「イット！」（月～金曜午後3時45分）に生出演し、今回の決断に関して父の小泉純一郎元首相（82）には、事前に相談しなかったことを明らかにした。

純一郎氏からのアドバイスがあったか問われると「これは、相談はしませんでしたね」と述べ、「自分の中で、人生最大の決断の1つ。これは事後報告以外ない、と思いました。自分で決めないといけないので」と口にした。

今後、父親に何か話をしにいくのかと問われると「仕事においての重要な判断は1つ1つ親に相談することはあまりない」と断った上で「（純一郎氏には）いろんな思いはあると思います。重要な局面ほど口数が少ないのが、うちのオヤジ。いろんなことを思っていると思います」と、説明。純一郎氏に、あらためて報告するか問われると「う～ん」と迷った上で「ちょっと怖いので、時間を置きます」と述べ、現段階では純一郎氏の反応が読めない状況であることを示唆した。

純一郎氏は当初、50歳になるまでは総裁選に出馬しないよう伝えていたとされ、40代での進次郎氏の総裁選出馬には慎重とされてきた。一方で、先月2日、純一郎氏と親交があるジャーナリスト田原総一朗氏（90）は報道陣の取材に、純一郎氏らとの会食の場で進次郎氏への「待望論」の強さを受けて、純一郎氏が「本人がやると言えば反対はしない」と述べた、と主張していた。