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斎藤知事に怒り 著名ジャーナリスト「逃げている感じ」「事態の重さ、振る舞いに感じられず」

日刊スポーツ / 2024年9月7日 8時52分

兵庫県議会の調査特別委員会の証人尋問に出頭した斎藤元彦兵庫県知事(撮影・松浦隆司)

読売新聞特別編集委員の橋本五郎氏は7日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、パワハラ疑惑やおねだり疑惑で窮地に立たされている兵庫県の斎藤元彦知事(46)の立ち振る舞いを、ばっさり切り捨てた。

斎藤知事は6日、疑惑告発文書問題をめぐり、県議会の調査特別委員会(百条委員会)証人尋問に、先週に続き2度目の出席。おねだり疑惑のほか、告発文書を作成したことで懲戒処分を受けた元局長(今年7月に死亡)を「公益通報制度」の保護対象とせずに、懲戒処分とした問題などについて厳しく追及された。

斎藤知事は、元局長の作成した文書について「具体的な供述や信用性の高い証拠が書かれていない」「誹謗(ひぼう)中傷性が高い文書だったので、公益通報という認識はなかった」などと述べ、公益通報には当たらないとの認識をあらためて主張。おねだり疑惑については、淡路のタマネギやカニなど次々に読み上げられる贈答品の数々には、傍聴席から失笑が漏れたほどだった。

橋本氏は、こうした証人尋問での斎藤知事の振る舞いをVTRで見た後に、コメントを求められ「百条委員会ではっきりしたことは、なぜ公益通報者保護という制度をつくったのか、ということを(斎藤知事は)まったく理解していない」と指摘。また「当初から思っていたのは、(今回の問題で)2人の方が亡くなっている。その重さが、全然、知事の振る舞いには感じられない。それが非常に残念だ」とも述べた。

「具体的な質問にも『記憶にない』という感じで、逃げているという感じがする。こうやって見ると、もう、はっきりしたのではないか」と突き放した。

斎藤知事に対しては、県議会最大会派の自民党が6日、9月12日に辞職の申し入れを行うと発表した。

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