小泉進次郎氏へのフリー記者の痛烈質問 脳科学者が分析「質問の知的レベルが…」

脳科学者の中野信子氏（2014年8月撮影）

脳科学者の中野信子氏が、7日放送の読売テレビ「あさパラS」（土曜午前9時25分）に出演。自民党の小泉進次郎元環境相が6日に行った党総裁選（9月12日告示、27日投開票）で話題となった、フリーランスの記者からの質問に言及した。

会見の中で、記者は「この先、首相になってG7に出席されたら、知的レベルの低さで恥をかくのではないかと、皆さん心配しております」「それこそ日本の国力の低下になりませんでしょうか。それでもあなたはあえて、総理を目指されますか？」と質問した。

これに対し、進次郎氏は「私に足らないところが多くあるのは事実だと思いますし、完璧ではないことも事実」とした上で、「しかし、その足りないところを補ってくれる最高のチームを作ります。その上で今まで培ってきたものを、1人1人と各国のリーダーと向き合う覚悟、そういったものは私にはあると思っています」などと答えた。

質問をした記者について、MCのハイヒールリンゴ（63）は「人にようそんなこと…。この人、よっぽど賢いねんやろうなあ。びっくりした。もっと言い方あるやんか」とチクリ。「でもこれはたぶん、想定問答集があったんですよ。絶対こういう風な、似たようなことを質問されるだろうと」と、進次郎氏があらかじめ、こういった批判的な質問を想定していたことを推測した。

「どうですか、この（進次郎氏の）回答は？」と問われた中野氏は、「いや、この質問の知的レベルが低いでしょ…」と苦笑。記者に対して「相手がどう思うかとか、こういう反応が返ってくることを、そもそも想定していないっていう時点でダメですよね」と指摘していた。