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親子2代、銀座で小泉劇場 平成純一郎2000人超える令和進次郎5000人 父と同じく国民に

日刊スポーツ / 2024年9月8日 8時30分

銀座四丁目交差点で街頭演説する小泉進次郎元環境相(撮影・中島郁夫)

自民党の小泉進次郎元環境相(43)は、党総裁選(12日告示、27日投開票)出馬表明から一夜明けた7日、東京・銀座に現れ、総裁選初の街頭演説を行った。23年前に総理総裁にのぼりつめた父純一郎氏(82)と同様、総裁選の投票権を持たない国民全体を意識して訴えかけた。気温35度、真夏のような太陽が照りつける中、約5000人(陣営発表)が足を止め「令和版・小泉劇場」に聞き入る形となった。

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銀座のど真ん中、銀座四丁目交差点に止めた選挙カーに乗った進次郎氏は、上着を脱ぎ白シャツ姿。「私が総理総裁になったら」「私が総理になったら」と連呼しながら、6日の出馬会見で打ち出した「政治改革」「聖域なき規制改革」「選択的夫婦別姓など人生の選択肢拡大」の3つの改革を「1年以内にやります」とこの日も主張。自身が総裁になれば早期に衆院を解散し総選挙に踏み切る考えも、あらためて示した。

出馬会見翌日の街頭演説は、持ち味の発信力を意識したもの。多くの人が集う銀座を選んだ理由を「今の自民党に必要なのは、内向きのことばかりではなく国民のみなさんの方を見ること。業界団体や既得権益が認める範囲内でしか政策を進めない自民党を変えていきたい」と述べた。派閥裏金事件で党の信頼が失墜する中で、国民全体に理解を求める機会を強く意識しているとみられる。

進次郎氏の父純一郎氏も、総理総裁にのぼりつめた3度目の総裁選に出馬した01年4月、この日進次郎氏が演説した場所からほど近い有楽町マリオン前で約2000人が集まる中、街頭演説。「自民党は国民から見放されている。国民の批判に耳を傾けず、自民党は変われるのか」と、やはり国民を意識した内容だった。23年の時を超え、父子2代の訴えがつながる形にもなった。

一方、演説に先立ち日本テレビ系番組に出演した進次郎氏は、「3つの改革」を1年以内に実現できなかった場合の覚悟の示し方を再三問われたが「1年と期限を区切って、明確な政策を示している候補は誰もいない」と、かみ合わない答え。国民の不信感がある中で早期に国民の信を問うという立場が自身の「覚悟」だとしたが、今後も問われ続けるテーマとなりそうだ。【中山知子】

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