新将棋会館が千駄ケ谷駅前にお目見え 日本将棋連盟100周年記念事業
日刊スポーツ / 2024年9月8日 16時35分
将棋の新たな総本山がお目見えした。日本将棋連盟が100周年を迎えた8日、その記念事業としていた東京の将棋会館(東京都渋谷区)のお披露目式と内覧会が行われた。JR千駄ケ谷駅、都営大江戸線国立競技場駅から徒歩2分の場所と、従来の将棋会館に比べて最寄り駅から近くなった。敷地面積約4500平方メートル、延べ床面積約1万5000平方メートルの地上4階、地下1階のビルの1階部分(約2500平方メートル)に事務機能、対局、道場、カフェ、売店、スタジオなど、すべてが集約された。
今までは地下1階のスタジオから5階の対局室まで縦長だったが、使い勝手が良くなった。8室だった対局室も12室に増えた。特別対局室をはじめ、通常の対局室が9室、イスでの対局室2室と防音対局室1室が加わり、これまで1日最大16局の対局数は、26局まで可能になる。ヒザの慢性的な痛みなどで正座がつらい棋士にもやさしい。
日本将棋連盟の羽生善治会長(53)は、「将棋界の総本山として多くの皆さんに訪れ、楽しんでもらいたい。すべてが1つのフロアでまとまっており、静かな環境で対局に打ち込める。対局数も多く実施できる。イベントの開催も可能で、具体的に企画は改めて告知する。今年いっぱいは今の会館を使い、年明けから新しい対局をしていく」と話していた。
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