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山崎育三郎「はかなく美しい世界に魅了され」日本発オリジナルミュージカル発表/出演者コメント

日刊スポーツ / 2024年9月9日 12時0分

日本のオリジナルミュージカルの創作という宿願を実現させるミュージカル「昭和元禄落語心中」を立ち上げた山崎育三郎

山崎育三郎(38)が、日本のオリジナルミュージカルの創作という宿願を果たすべく、所属事務所・研音の明日海りお(39)と古川雄大(37)に呼びかけ、立ち上げたミュージカル「昭和元禄落語心中」の上演が決定した。企画・制作の梅田芸術劇場と研音が9日、発表した。演出は「エリザベート」などを手がけ、山崎、明日海、古川とも縁の深い、宝塚歌劇団所属の演出家、小池修一郎氏(69)が担当。

山崎、明日海、古川の、3人そろい踏みでの共演は、今作が初めて。「昭和元禄落語心中」は、漫画家・雲田はるこ氏の漫画が原作。16、17年にアニメ化、18年にはNHKでドラマ化された。山崎がドラマに続き、天才肌で華のある落語家初太郎(助六)を演じる。初太郎の才能に焦りを感じながらも精進し「昭和最後の大名人」と称される菊比古(八雲)は古川、初太郎と菊比古と懇意になる芸者みよ吉を明日海が演じる。

山崎、明日海、古川、雲田、小池両氏がコメントを発表した。

山崎育三郎(初太郎(助六)役) 1998年に小椋佳さん企画のオリジナルミュージカルでデビューした私にとって、日本オリジナルミュージカルを作ることは長年の夢でした。これまで、ブロードウェー、ウエストエンド、ウィーン、韓国、世界の名作ミュージカルが日本版として上演され、私自身も何度も素晴らしい作品と出会い、人生が変わるような体験をさせていただきました。

しかし、次々とミュージカル作品が生まれている世界に比べて、日本オリジナルミュージカルが生まれ難いのも現状です。そんな中、6年前に出演したドラマ「昭和元禄落語心中」に出あい、この作品の持つはかなく美しい世界に魅了され、撮影中からいつかこの作品をミュージカル化したいと心に秘めていました。

そして時がたち、多くの皆さんにご協力いただき、ついに2025年に上演が決定いたしました。

演出にはミュージカル「エリザベート」「モーツァル!!」「ロミオ&ジュリエット」でご一緒した小池修一郎さん、共演には信頼するミュージカル界の戦友、明日海りおさん、古川雄大さん。これまで共に作品を創り上げてきたミュージカル界の素晴らしいクリエーターの皆さんに集結していただきました。2025年春、日本発のオリジナルミュージカルが誕生します。応援よろしくお願いいたします。

明日海りお(みよ吉役) 4年ほど前、山崎さんに「一緒にミュージカルやりましょうよ! 雄大も誘って!!」と声をかけていただいた時のときめきを、はっきりと覚えています。そんな夢のまた夢のようなことが、来年の春にかなうことになりました。

お話をいただいて、原作の「昭和元禄落語心中」を一気に読み終えました。人の夢や流した涙が、雨や桜吹雪、畳やおしろいの香りにあおられて、絡み合い、むせ返るようなあの世界に生きられること、とても楽しみです。

私の演じる、芸者のみよ吉は、今まで出会ったどの役とも違う感情が体を駆け巡りそうな予感がしています。演出の小池先生、そしておふたりの素晴らしい先輩に必死について行きたいと思います。ぜひお楽しみになさってください!

古川雄大(菊比古(八雲)役) このたび、ミュージカル「昭和元禄落語心中」にて八雲役を務めさせていただくことになりました古川雄大です。僕も山崎育三郎さん同様、日本オリジナルのミュージカルがもっとうまれてほしいと切に願っておりました。

そんな時にお声掛けいただき、日本ならではの原作にとても興味が湧きました。参加させていただけること、とても光栄に思っています。何より同じ事務所の育三郎さん、明日海さんとともに、日本オリジナル作品をうみ出せる事に大きな意味を感じております。必ず成功させたいと思っていく中、小池修一郎先生が脚本、演出という事で、間違いない作品が出来上がると確信に変わりました。

皆さまに新しい世界をお届けできるると想像するだけでワクワクが止まりません。ぜひ、ご期待、応援、よろしくお願いします。

雲田はるこ氏(原作) ドラマ版「昭和元禄落語心中」で山崎育三郎さんに助六役を演じていただいてから、ご縁が紡がれ、こうしてミュージカル版の落語心中が上演されることとなりました。私は「ポーの一族」のミュージカル版も拝見し、夢中になりましたので、小池修一郎さんの演出と明日海りおさんのご出演にも、とてもワクワクしています。

さらに、山崎さん、明日海さんともご縁の深い、古川雄大さんとの共演も楽しみでなりません。きっと今まで見たことがない「落語心中」の世界に連れて行ってくださることでしょう。新しい空間で、彼らにまた会えることを楽しみにしています。また、これを見てみんなが寄席を恋しくなって、落語を見に行くきっかけにもなるとうれしいです。

小池修一郎氏(脚本・演出) 4年前のある日、稽古場で山崎育三郎君から、提案された。「明日海さんと雄大と3人のミュージカル、やりましょうよ!」「え~!? そりゃ実現したらすごいけど…」「僕から事務所に話してみます」以後、忙しい3人のスケジュール調整がやっとかない、実現の運びとなった。

育君からは「落語心中」をやりたいと聞いていたし、単行本出版時に読んでいて、ドラマも見ていたので面白いと思いつつも、実際大劇場でのミュージカルとなるとどうか大いに迷った。思い余って原作者の雲田はるこ先生に直接伺ってみたところ「舞台のミュージカルになるなら拡大も圧縮もご自由に」とのお言葉を頂いた。助六、八雲、みよ吉3人の愛と葛藤のドラマを、落語を絡めて描いて行きたいと思う。

◆「昭和元禄落語心中」昭和最後の大名人・有楽亭八雲に、押しかけ弟子入り志願した元チンピラ・与太郎。内弟子など一切取らぬはずの八雲が、何のきまぐれか与太郎を受け入れることに…。そこから始まる、夭逝(ようせい)した伝説の天才落語家・助六と、彼の影を追いながら1人、落語界に残された八雲の、知られざる因縁噺とは。「ITAN」(講談社)で10~16年まで連載され、13年度の文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、第38回(2014年度)講談社漫画賞一般部門、17年には第21回手塚治虫文化賞新生賞を受賞。23年には「BE・LOVE」(同)5月号に「昭和元禄落語心中 番外篇~栃木市立美術館展覧会レポ~」が掲載された。

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