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シンガー→教師→シンガー いろんな意味で“唯一無二”のボーカリスト人見元基という存在

日刊スポーツ / 2024年9月16日 5時0分

唯一無二のボーカリスト人見元基(撮影・森島興一、提供・山本恭司)

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

ボーカリスト人見元基(66)が8月末、都内で開催したライブ「GENKI SESSI0N」を観覧した。取材ではなく、観覧だ。

多くの人は“誰?”かもしれない。だが、ハードロック好きな方であれば、“その名を知らない人はいない”と言っても過言ではない存在だ。

人見元基は84年、山本恭司(68)率いるVOW WOWのボーカルとしてデビュー。圧倒的な声量と広い声域に加え特徴的なビブラートなど日本人離れした表現力で、ハードロックはもちろんブルースなども歌いこなすボーカリストだ。

そんな唯一無二の存在がVOW WOWの解散後、あっさりと音楽界から身を引き、なんと教師に転身したのだった。

そこにどんな思いがあったのか? うわさ話こそ耳にしているが、本人取材ができていないためここでの言及は避けるが、夏休みになるとGENKI SESSIONを開催。記者も何度か見に行っていた。

だが、GENKI SESSIONでVOW WOWの曲は基本、演奏しない。少なくもと記者が見に行った時にはやっていない。「VOW WOWの人見元基も見たい」。今年6月、そんな願いがかないかけた。VOW WOWのデビュー40周年であり、昨年5月に亡くなったドラム新美俊宏さんの一周忌に位置付けたライブが、川崎・クラブチッタで開催されたのだ。だが、同じ思いのファンが多かったのか、チケット争奪戦は瞬殺に終わった。

その傷を癒やすべくGENKI SESSIONのチケットを入手。久しぶりに見た人見元基は、髪こそ白髪となっていたが、その声は以前と全く変わらないままだった。「元基さん、還暦過ぎているんだよね?」。一緒に行った友人は、目を丸くしていた。約3時間半におよぶライブを、時には缶ビール片手に歌うのだが、パワーが落ちることはなかった。

GENKI SESSIONで長らくギターを担当していた元マリノの大谷令文さんは22年9月、旅立った。このライブ当日、人見元基は“令文から5000円で買った”という赤いアロハを着てステージに立った。「あの辺で令文が見てるんじゃないかな」。ギターを担当した日下部“バーニー”正則の上部を指さしたシーンが印象的だった。

そんな人見元基をVOW WOWとして見るチャンスが先日、発表された。6月のライブの際、発表されていた追加公演のチケット販売が、正式発表となった。「今度こそは!」。そんな思いが、今は生活のモチベーションとなっている。

そして、山本恭司に取材をお願いし、実現した。今回、人見元基の写真も提供していただいた。その記事は23日、日刊スポーツ紙面およびWEBで掲載の予定だ。【川田和博】

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