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国民玉木代表「投稿していいのか悩んだ」高橋茉莉さんの訃報を受けた対応めぐる苦悩を明かす

日刊スポーツ / 2024年9月10日 11時43分

国民民主党の玉木雄一郎代表(2024年4月撮影)

国民民主党の玉木雄一郎代表は10日の記者会見で、今年4月の衆院東京15区補選で同党が一時公認内定し、その後取り消した高橋茉莉さんの訃報が報じられたことを受け、X(旧ツイッター)に投稿した内容について問われ、苦しい胸の内を明かした。

玉木氏は9日の投稿で、高橋さんにお悔やみの気持ちを伝えた。一方で、投稿の中では、高橋さんの訃報をXで触れるかどうか「悩みました」とした上で、当初は遺族の心情に配慮し、触れることで二次的な被害を誘発しないかなどを慎重に考え、直接言及しない形を取ったことを記し「しかし、こうした発信のあり方に対して、皆様から適切ではないなどのご指摘やご指導をいただきましたので、先のポストは削除することといたします」と、記していた。

玉木氏は会見でこの経緯に関する質問を受け「今、つらい思いをされたり心が弱いと感じている方は、(この動画配信から)まず離れてほしい」と断った上で言及を始めた。

「公認を取り消す結果にはなったが、SNSなどで活動を見たりして元気にやっていると、少し安心していた。今回この報道に接し大変驚いている。心からお悔やみ申し上げます」と、あらためて追悼した。

1度投稿した内容を削除した経緯については、遺族の心情への配慮や二次的な被害誘発への懸念などから、当初は「直接の名前や事案を出して私自身が発信することは、避ける判断をした」という。ただこの判断には「一時期、行動をともにした方にお悔やみのひとこともないのか、という多くのご意見やご批判もいただいた」ことも明かした。

玉木氏は「(党代表の)私が(投稿で)拡散していいのか悩んだ」とした上で「結果としてご批判やご意見をいただき(最初の投稿を)取り消した上で、お悔やみの言葉のツイートをしている。いまなお、この対応が正しかったのか、悩んでいる」と述べた。「SNS時代に、命を扱うことの重要性をどのように対応すればいいのか、適切な答えが直接見いだせない状態にいる」とも語った。

その上で、高橋さんについて「まだ若くて、将来があった。(内定公認は取り消したが)次に向かって頑張る人にチャンスを与えるのが、国民民主党の姿勢だ」と触れた。「いまなお期待していたので大変残念に思うし、お悔やみを申し上げたい。しかし、政治の世界を離れた方にどのように申し上げるのか。いまも答えを見いだせないでいる」と、最後まで苦しい胸の内を口にし続けた。

高橋さんは今月4日、東京都内の自宅マンション敷地内で倒れているのを発見され、搬送先の病院で死亡が確認されたことが9日、明らかになった。

◆主な相談窓口

【いのちの電話】

ナビダイヤル=0570・783・556(午前10時~午後10時)

フリーダイヤル=0120・783・556(午後4時~同9時。毎月10日は午前8時~11日午前8時)

【日本いのちの電話連盟】

https://www.inochinodenwa.org

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