玉川徹氏「本当に悪いと思っているのかどうか」百条委員会での斎藤元彦知事の発言に苦言

玉川徹氏（2019年撮影）

元テレビ朝日社員の玉川徹氏が10日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」（月～金曜午前8時）に出演。パワハラ疑惑などで告発された斎藤元彦兵庫県知事（46）について言及した。

日本維新の会は9日、斎藤氏の辞職と出直し選挙を求める申し入れ書を服部洋平副知事に提出した。県議会最大会派自民党など他の全会派は12日に辞職要求する予定だが、斎藤氏は「真摯（しんし）に受け止めている」としつつ、これまで通り「県政を前に進めたい」と続投を表明した。

玉川氏は百条委員会での斎藤知事に発言について「本当に本人に聞くしかないんですよね、本当に悪いと思っているのかどうか」と苦言を呈した。

続けて「客観的には社会の中で悪いと言われている事は理解されていると思うんですよ。だから、本当に悪いと思っていないというより、ここで認めてしまうと、過去を含めて自分の全てが否定されるという感覚をお持ちなんじゃないか」と指摘した。

さらに「官僚社会において、何かの失敗をなぜ認めないかというと、1人1人は間違えたと思っても、組織として失敗を認めないとなると、認めない方向で話をするしかなくなる。斉藤知事も否定せざるを得ない何かがあるんじゃないですか」と語った。