1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

【将棋】西山朋佳女流3冠が棋士編入試験5番勝負第1局を勝利「1手1手難しかった」

日刊スポーツ / 2024年9月10日 18時27分

高橋佑二郎四段を下して編入試験合格に白星発進した西山朋佳女流3冠

女性として初の棋士、四段編入を目指す、西山朋佳女流3冠(白玲・女王・女流王将=29)の棋士編入試験5番勝負第1局、高橋佑二郎四段(25)戦が10日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた。午前10時から始まった対局は後手の西山が勝ち、合格へ好スタートを切った。第2局は10月2日、同所で山川泰熙四段(26)と対戦する。

西山がきわどい寄せ合いを読み切った。「詰むや詰まざるや」の最終盤、しっかり読み切り、白星をもぎ取った。「1手1手難しかった。大きく崩れないように指すことを意識しました。最後まで分からなかったが、自分の玉が寄らない形になった」と振り返った。

今年7月4日、公式戦で13勝7敗と規定の成績に達して受験資格を得て、編入試験の受験を即決した。女流棋士としては、一昨年に3連敗で不合格となった福間(旧姓里見)香奈現女流5冠(32)以来、2人目の挑戦となる。

プロ棋士養成機関の奨励会では20年3月に最終局を迎えた三段リーグで、14勝4敗の成績で次点となったこともある。奨励会は21年4月に退会。女流棋士三段に鞍替えした。その後も、参加を認められている昨年度の朝日杯で女流棋士として初めて1次予選を突破した。2次予選進出がかかった決勝では、前期の棋聖戦と王位戦に挑戦した佐々木大地七段を下している。編入試験の初戦でその実力を見せつけた。

編入試験は1カ月に1局。次は居飛車正統派の山川だ。「1局1局準備して、全力を尽くすしかないです」。夢の実現まであと2勝だ。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください