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握手から始まった討論会 互いに相手の発言内容を「うそ」だと激しく批判 双方の主張に誤りも

日刊スポーツ / 2024年9月11日 11時26分

討論会に出席し、握手するドナルド・トランプ元大統領(左)とカマラ・ハリス副大統領(ロイター)

米大統領選(11月5日)のテレビ討論会が10日夜(日本時間11日午前)、激戦州の1つ、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれ、民主党候補のハリス副大統領(59)と共和党候補のトランプ前大統領(78)が初めて直接対決した。

両候補の支持率が伯仲する中、2カ月後に迫った投票の行方に影響を与える重要な舞台は、向かって右側のハリス氏が自分から歩み寄って手を差し出し、左側のトランプ氏が握手に応じて始まった。ハリス氏は「よい討論をしましょう」と話しかけ、トランプ氏は「お会いでき、うれしいです。楽しんでください」と答えた。6月の討論会ではバイデン大統領とトランプ氏は握手をしなかった。

しかし、論戦が始まると一変。質問は経済から始まり、人口妊娠中絶、移民政策、外交などと続いたが、互いに相手の発言内容を「うそ」だと激しく批判し合った。経済政策では、トランプ氏がバイデン政権を「史上最悪のインフレが国を破壊した。追放すべきだ」と攻撃すると、ハリス氏はトランプ氏が「大恐慌以降で最悪の失業を招き、南北戦争以来最悪の民主主義への攻撃をし、今世紀最悪の公衆衛生上の流行に陥れた」と非難するなど、激しい応酬が続いた。米メディアのファクトチェックでは、双方の主張に誤りもあった。

今回の討論会はABCテレビが主催し、無観客で、90分間実施。CMが2回入るが、その間に双方ともスタッフと接触はできない。司会者2人が質問し、一方が2分間で答え、相手が2分間で反論し、1分間の再反論が追加されていく。相手には直接質問できず、どちらかの発言中はもう一方のマイクが消音され、両者が同時に発言できないルールで行われた。

ハリス氏は討論会に向けて、5日に同州ピッツバーグのホテルに入り、平日だった6日も公務を入れず“合宿”状態で準備を進めた。服装を似せたトランプ氏役を相手に、論戦を繰り返した。ハリス氏は検事出身、トランプ氏は複数の刑事裁判を抱えており、討論会は“法廷”のような構図としても注目された。

トランプ氏は、討論会は百戦錬磨。側近らと討論を練習したが、ハリス氏を演じる役は特にいなかったという。直前まで各地を回って、通常通りの選挙運動も続けた。豊富な経験を背景にアドリブが得意だが、陣営関係者は人格攻撃や差別発言を繰り出さないか、懸念していた。

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