【総裁選】小泉進次郎氏「4番」の届け出に笑顔「高校野球時代も打ったことない舞台だ」

自民党総裁選出陣式で支援議員らの声援に応じる小泉進次郎元環境相（撮影・中山知子）

自民党総裁選は12日、告示された。小泉進次郎元環境相（43）は、選対事務所で出陣式に臨み、出馬届け出の受理番号が「4番」だったことに、元高校球児らしく笑顔をみせた。

「9人という史上最多の候補者の中で、なんと『4番』を与えていただいた。高校野球時代も四番を打ったことのない私に、4番を与えてくれた」とした上で、高校球児時代の経験から長年持論とするキャッチフレーズ「迷ったらフルスイング」に言及。「バントでつなぎながら、私にはできない裏方の仕事をみなさんにやっていただいた。さあ、四番バッターとして大いにフルスイングしてこい、と。その舞台を与えていただいた。必ず勝利を勝ち取っていきたい」と述べた。

「私は1人で何もできるタイプではなく、足りないところはいっぱいあるが、強力に支えていただいたおかげで、日に成長している実感がある」とも口にしながら、集まった支援議員らに謝意を示した。

出陣式には、出馬を断念した野田聖子元少子化相や三原じゅん子参院議員、村井英樹官房副長官、小林史明衆院議員ら20人以上が駆けつけた。

総裁選は各陣営の届け出が終わり、届け出順で、高市早苗経済安保相（63）、小林鷹之前経済安保相（49）、林芳正官房長官（63）、小泉進次郎元環境相（43）、上川陽子外相（71）、加藤勝信元官房長官（68）、河野太郎デジタル相（61）、石破茂元幹事長（67）、茂木敏充幹事長（68）の9人が戦う構図になる。【中山知子】