元宝塚雪組スター和希そら「悩みを抱えてる人が勇気をもらえる作品」退団後初のミュージカル

ミュージカル「9 to 5」の取材会に出席した元宝塚歌劇団雪組スター和希そら（撮影・松浦隆司）

元宝塚歌劇団雪組スター、和希そらが12日、大阪市内でミュージカル「9 to 5」（10月25～28日、大阪・オリックス劇場）の取材会に出席した。

数々の受賞歴を持つドリー・パートン氏が手がけ、働く女性の仕事や恋愛の悩みを描くミュージカル・コメディー。元宝塚歌劇団花組トップ明日海りおが主演を務め、平野綾、内海啓貴、飯野めぐみ、別所哲也らが出演する。

今年2月の退団後、初のミュージカル出演となる和希は「すてきな共演者のみなさまの中で、退団後初めての活動ができるのは幸せだなと思う」と笑顔を見せた。

先輩の明日海とは宝塚時代、組が違い、共演したことはないが「フェアリーな方。すごく柔らかい空気感を持っていらっしゃる」と話した。

和希は新入社員のジュディ役を演じる。「女性3人がそれぞれ持っている悩み、抱えている思いは身近に感じるものがある。登場人物のだれかに共感できるかもしれない。ただ楽しくみることもできるが、悩みを抱えている方が一歩を踏み出せる勇気をもらえる作品かなと思う」と説明した。

同公演は東京・日本青年館ホール（10月6～21日）を皮切りに大阪、福岡、静岡で上演される。