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大竹しのぶが舞台への思い熱弁「知ろうぜ、みんな」、息子には母の顔「守る者を持って」

日刊スポーツ / 2024年9月12日 16時40分

こまつ座第152回公演「太鼓たたいて笛ふいて」への思いを語った大竹しのぶ(撮影・阪口孝志)

女優大竹しのぶ(67)が12日、大阪市内のホテルで、主演するこまつ座第152回公演「太鼓たたいて笛ふいて」大阪公演(12月4~8日、新歌舞伎座)の取材会に出席した。

同作は井上ひさしさんの音楽評伝劇の中でも人気の高い作品の1つ。戦争への道に進む時代に生き、戦中は従軍記者として活躍したが、後半生にそれをざんげするかのように原稿用紙に作品を書き続けた作家林芙美子を描く。

02年の初演から04、08、14年と芙美子を演じてきた大竹にとって「役者は言葉を伝える仕事ということを深く理解できた」作品だといい「この数年の世界の情勢など心痛めるものがあって、こういうときだからこそ、この芝居できるのはうれしい。井上さんが命を削って作り出した作品の1つ。心を込めてやりたい」。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルのガザ地区侵攻など不穏な世界情勢の中で演じることに気合が入っている。

大竹は、今のメディアが本当に知りたいことを伝えられていないと感じているという。「メディアへの不信感もあるし、一方的な情報という思いもある。兵庫の知事の問題にしても、こんなに毎日、玉ネギもらったとか報道するエネルギーに意味があるのか? とか思うし、何が本当なのか分からなく怖さがあります」。

自身もラジオやコラムで自らの意見を発信しており「ここまで言ったらどうなんだろうという不安とか恐怖がある」としながらも、「芝居はテーマをきちんと伝えられる」と演技でしっかりと思いを表現するつもりだ。

大竹は演じるたびに、特に若い世代の人にこの作品を見てもらいたいと感じるようになったといい「日本人として生まれて、どういう歴史をたどってきたのか。知っておかなくてはいけないことを学べる。知らなくちゃいけないことを知ろうぜ、みんな」。

フジテレビ系月9ドラマ「海のはじまり」で共演するSnow Man目黒蓮に「見に来させます。強引にでも広めていきたい」と広告塔に期待した。

一方で、息子の二千翔(にちか)さんからは、大竹の出演作品で同作が一番好きだと言われているが「好きなのが私が死んだあとのシーン」と苦笑い。

二千翔さんも来年には40歳になるとあって「当時は若者だったんですけど、来年40歳。全然若者じゃない」と恥ずかしそうに手で顔を覆いながらも「別に結婚することがすべてではないと思いますけど、自分以外の者を大事にする、守る者を持ってるのは大きな力になる。そういう人を早く持ってほしいなって思います。いつまで私が洗濯すればいいの。ふざけるなって。いまだに実家暮らしですもん」と母親の顔を見せていた。

公演は東京を皮切りに、大阪、福岡、愛知、山形で行われる。

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