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石破茂氏が小泉進次郎氏の「早期解散論」に否定的「材料もないのに国民に判断してくれ、とは」

日刊スポーツ / 2024年9月13日 5時0分

石破茂元幹事長(24年3月)

自民党総裁選(27日投開票)に出馬した石破茂元幹事長(67)は12日夜、テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)に候補者9人の1人として出演した際、小泉進次郎元環境相(43)が打ち出している早期解散論に、否定的な認識を示した。

この日番組では、総裁選の候補者9人がスタジオ出演し、大越健介キャスターがさまざまなテーマで質問するスタイルでの議論を、1時間近く放送した。

最後にテーマとなったのが「早期解散」。先日番組に出演した立憲民主党の野田佳彦元首相が、「総理総裁になれば、できるだけ早期に衆院を解散し国民の信を問う」としている進次郎氏の主張を批判し「小泉さんは(3つの)改革を1年以内にやるといっているが、任期はあと1年ある。なんで解散するのか。疑似政権交代でごまかそうとしているのではないか」と指摘したと紹介。早期解散は「刷新感」にかこつけたごまかしではないか、との指摘に触れた。

進次郎氏は、この野田氏の主張に対し「野党が解散を求めないのはおかしい。野田元総理が言われている(代表選の)スローガンは『政権交代前夜』。だったら解散しろと言った方がいい。『政権交代前年』に替えた方がいいのではないか」と反論。「(裏金の)問題を起こしていて、改革プランを含めてこれから新しい政権ができたら信を問うのが、憲政の常道じゃないかと思いますけどね。全く逆ではないか」と、野田氏の主張に猛反論した。

一方、大越氏に「(新政権が)一定の成果を見せてから解散、という考えもあると思う。(進次郎氏の主張では)何もやらないうちに、これからやることについて信を問うことになる。そんな意見もあると思う」と問われた石破氏は「主権者である国民がきちんと判断できる材料をきちんと示すのは、新政権の責任。材料もないのに判断してくれ、という話にはならない」と述べ、総裁選直後の早期解散論には否定的な見解を示した。

その上で「(今年11月に)アメリカで大統領が替わり、ロシアでは戦争をやっている。世界がどう変わるか分からない時に(早期の解散総選挙なら)衆院議員が半分いなくなるんですよ」と述べ「解散をいつやるかというのが総裁選の争点になること自体、私はおかしいと思いますよ」と、大越氏に対しても指摘した。

その上で「主権者である国民が判断できる材料は、早急に提示する。いま言えるのはそれだけです」と述べた。石破氏の前に座っている進次郎氏は、表情を変えずに石破氏の指摘を聞いていた。

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