磯村勇斗が企画し11・4故郷・沼津市で開催「しずおか映画祭」で「さかなのこ」上映、のん登壇
日刊スポーツ / 2024年9月13日 12時0分
磯村勇斗(32)が企画・プロデュースを務め、11月4日に故郷の静岡県沼津市の沼津市民文化センター大ホールで開催する「しずおか映画祭」で、22年の映画「さかなのこ」の上映が決まった。磯村が代表を務める「しずおか映画祭」実行委員会が13日、発表した。主演の、のん(31)と沖田修一監督(47)の同映画祭への参加、登壇も決定した。
「しずおか映画祭」の立ち上げ、開催は8月5日に発表され、沼津市出身の原田眞人監督(75)が同市内で撮影した12年「わが母の記」のオープニング上映が決定していた。その段階で、静岡にゆかりのある作品の上映を予定しているとの説明もなされていたが、同市内などで撮影された「さかなのこ」の上映が決まった。当日は、通し券チケットでの3部構成で、第1部に「わが母の記」、第3部に「さかなのこ」の上映が行われる。第2部に関しては近日、発表予定。
磯村にとって、愛する静岡と沼津市で映画祭を開くことは悲願だった。23年4月に「市制100周年記念燦々ぬまづ大使」に任命。同7月22日には、沼津市制100周年記念事業として、沼津市民文化センター大ホールで「きらり沼津。磯村勇斗と~新しい100年へ~」と題した公演を開催。静岡県立沼津西高時代に所属し、俳優としての原点と位置付ける「沼津演劇研究所」のメンバーと、オーディションで選ばれた学生と演劇「プロポーズ」を上演した。上演後、第2部として開いた座談会「きらりトーク」の中で、磯村は「沼津で、いつか映画祭を開きたい」と夢を口にしていた。
「映画を身近に感じてほしい」という磯村の映画への熱い思いと郷土愛が発端となり、1年前に「しずおか映画祭」の企画がスタート。新たなクリエーターたちの出会いの場となる映画祭の本開催を目指すべく、まずはプレ開催的な位置付けで第1歩となる開催が決定。映画祭のロゴは、静岡の県鳥「サンコウチョウ」をモチーフに、磯村が自らデザインした。
磯村は「僕の出身地である静岡県は、日本一高い富士山、日本一深い駿河湾に挟まれており、これまで映画のロケ地としても多用され、県内のフィルムコミッションや地域の皆さんは、そういった映画・芸術に対する関心が高いように感じています」と静岡県の映画事情を説明。「この映画祭を通じて、さらなる映画文化の発展と、地域社会の活性化、新たなクリエーターたちの出会いの場として、静岡の皆さんと密になり一緒に作り上げて行きたいです。まずは本開催実現に向け、第1歩となる映画祭を今年開催します」と宣言している。
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