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斎藤元彦兵庫県知事は「自己矛盾に陥る」と専門家 もし不信任決議応じず議会解散なら経費16億

日刊スポーツ / 2024年9月14日 10時31分

証人尋問に出頭した斎藤元彦兵庫県知事(2024年9月撮影)

石原慎太郎・元東京都知事の1期目に副知事を務めた青山やすし・明大名誉教授は14日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、パワハラや贈答品おねだりなどの疑惑が指摘されている兵庫県の斎藤元彦知事が、県議会全会派から辞職を求められても拒否し続けていることをめぐり言及した。9月19日に提出される不信任決議可決後、もし議会を解散するような判断を下せば「自己矛盾に陥る」と指摘した。

斎藤知事に対しては12日までに全会派の県議86人全員が辞職を申し入れ、13日には今月19日に不信任決議を全会派で共同提案することを決定。即日採決され可決の見通しで、その場合、斎藤知事は10日以内に議会を解散しなければ失職となる。解散した場合は県議選となり、改選後の県議会で再び不信任決議が可決されると、斎藤知事は即日失職する。斎藤知事は13日も変わらず、続投に強い意欲を示した。

都道府県知事への不信任決議が可決されたケースは過去4度あるが、いずれの知事も議会を解散することはなく失職するか、それを待たず職を退いている。しかし、知事の座への執念すらにじむ斎藤知事をめぐっては、不信任案可決→議会を解散し県議選という初のケースとなる可能性を指摘する声も出ている。

斎藤知事が議会を解散した場合、県議選の費用には約16億円の経費がかかるとの試算もあるとされる。

青山氏は、石原氏の都政運営を支え、自治体政策や危機管理を専門とする。番組キャスターの読売テレビ中谷しのぶアナウンサーに「選挙となれば税金がかかる。知事が取るべき行動とは」と問われた青山氏は「斎藤知事はコストカットを政策の中心に据えてきている。そういう意味では(もし議会を解散する判断を持っているとすれば)自己矛盾に陥っている」と指摘。「これ以上選挙がいろいろ続いて、コストカットに反するようなことにならないよう、そういった判断が求められていると思う」とも口にした。

兵庫県議選は昨年4月に行われたばかり。各県議の任期は約3年残っている。

※青山やすし氏のやすしは、人ベンに八の下に月

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