柿澤勇人、初写真集「100点」も裸体カットに悔い残る「もうちょい鍛えておけばよかった」

ファースト写真集「untitled」刊行記念イベントに出席した柿澤勇人

俳優の柿澤勇人（36）が14日、都内でファースト写真集「untitled」（宝島社刊）刊行記念イベントに出席した。

07年のデビュー以来初めての写真集。23年夏に上演されたミュージカル「スクールオブロック」から24年の舞台「オデッサ」「ハムレット」と、主演作に挑み続けた1年間の舞台裏に密着して撮影されたドキュメンタリーのような世界観となっている。柿澤は「写真集はかっこよくてキメキメなイメージ。俺なんかが出しても需要ないだろうと思っていたんです」と1度は断ったことを告白。だが、舞台裏やけいこ場、プライベートの表情にも密着するコンセプトにひかれて撮影を決意。「体つきも顔つきも、役によって変わるんだなっていうのが印象的でした。終演後の『やり終えた』っていう顔は、われながら良い表情をしている」と自賛した。

「ハムレット」公演後に撮影されたシャワールームのカットでは肉体美も披露。役に徹する最中の体つきを披露し「裸体出すならもうちょい鍛えておけばよかった（笑い）。見え張って腹筋鍛えておけばよかったな」と苦笑した。舞台中は特別な筋トレはせず、「ハムレット」期間は「一番人生で痩せていた」と57キロまで減量。「もう2キロ落ちたら倒れますというくらいの状態でした」とも明かした。

ありのままの姿をおしげもなく公開した一作の出来栄えは「100点です！」と笑顔で即答。「役者って普段こういう表情で生きているんだなって感じてもらえたらうれしいです。普段けいこ場って入れないですし、カンパニー以外の人に見せられない姿を撮ってもらったので貴重な物になったと思う」とかみしめた。

柿沢は第49回菊田一夫演劇賞を受賞した実力派。舞台での活躍に加え、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」には源実朝役で出演。ほか、TBS系「不適切にもほどがある！」などにも出演し、映像作品での活躍も続いている。