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谷原章介「20年の道が将軍につながっている」真田広之「SHOGUN 将軍」がエミー賞18冠

日刊スポーツ / 2024年9月17日 11時1分

谷原章介(2021年6月撮影)

17日に放送されたフジテレビ系「めざまし8」(月~金曜午前8時)で、俳優の真田広之が製作、主演したドラマ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス)が米テレビ最高の栄誉とされる第76回エミー賞で、史上最多の18冠を獲得し、MC谷原章介が祝福した。

谷原は映画「亡国のイージス」で、真田と共演経験がある。

冒頭、スタッフへの感謝を述べたことに、「真田さんが最初におっしゃっていた、ずっと時代劇を連綿とつなげてきてくれた先人たち、役者だけじゃなくて、監督だけじゃなくて、実はスタッフさんのことをすごく気づかってくれているなと思いました」と切り出した。

谷原自身もテレビ時代劇に出演したことがあり、取り巻く環境が年々大変になっていることは肌で感じている。

「日本人ができる時代劇はどんどん難しくなっている。撮影所は徐々に縮小されている。美術さん、衣装さん、持ち道具さんといった知識を引き継いできた人たちがどんどん減って、仕事をする場がなくなって、このままだと外国の方が撮影にきたときに、こうだよと提示してあげる土壌がなくなってしまうのではないかというくらいに、実は時代劇はなかなかお金が集まらなくて苦労している部分があると思うんです」

昨今の撮影環境に言及し、さらに続けた。

「ただ今回、広之さんがこうやって向こうで大きな賞を取って、しかも日本の文化というのはこういうことなんだ。多岐にわたります。単なる立ち居振る舞いだけじゃなくて、食べるときの所作も含めて儀礼の時の上下の位置であったりとか。今、残していかなければいけない。これを世界でやってくれたことで、もう1回、日本の頑張って時代劇を引き継いでくれている人たちの大きな力になるんじゃないか」

期待感を口にした上で、「すごく僕はうれしいですし。以前、共演させていただいたときの現場での立ち居振る舞い、僕のような殺陣が全然できない人にもうまく合わせてやってくれたり、『谷原、こうだよ』と教えてくれたり。ここまでやってきた20年の道が『将軍』につながっている。これはまだ通過点でしかない。これからの活躍を心から期待します」と結んだ。

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