ヘンリー王子「傷ついている」妻メーガン妃が元スタッフから「扱いにくい公爵夫人」 英紙報じる

ヘンリー王子（右）とメーガン妃（ロイター）

英国のヘンリー王子（40）が、妻メーガン妃（43）が元スタッフから「扱いにくい公爵夫人」などと呼ばれて恐れられていたと米ハリウッド・レポーター誌が報じたことに「傷ついている」と英エクスプレス紙が報じた。

米国で権威あるエンターテインメントニュースソースの1つが「横暴な振る舞いを受けた」「軽蔑的な行動をしている」など複数の元スタッフの証言を報じ、パワハラ疑惑が取り沙汰される事態に発展している。22日から単身でニューヨークを訪問し、世界保健機関（WHO）が主催する夕食会や母ダイアナ元妃をたたえるイベントに出席するなど充実した1週間を過ごしていた王子は、その最中に浮上した妻のスキャンダルに「傷ついているだろう」と王室専門家が同紙に語っている。

王子は30日には英ロンドンで行われる自身がパトロンを務める慈善団体の式典に出席するため単身での帰国を予定しており、現地でこの問題について英国メディアの追及を受けることは避けられない。

次々とスタッフが辞めていく中、「ハイヒールを履いて怒り狂いながら歩く独裁者のよう」などと報じられたことは、自身のライフスタイルブランド「アメリカ・リビエラ・オーチャード」を立ち上げたばかりの妃にとっても大きな痛手となっている。カリフォルニア州モンテシートで幸せな生活を送り、2人の子どもたちの健全は母親でクリエーティブ人だという自身のブランドイメージを侵害されることを恐れており、「これを止めなければならない」と考えているはずだとも専門家は述べている。

すでに夫妻の製作会社アーチウェルプロダクションの元CEOマンダナ・ダヤニ氏が、「親切で礼儀正しく、思いやりのある人々」と夫妻を評するなど、沈静化を図るための妃の陣営による反撃も始まっている。現時点で、夫妻の広報担当者はコメントしておらず、今後の対応が注目されている。（ロサンゼルス＝千歳香奈子通信員）